外壁タイルを補修して安全な住宅を! タイミングや方法を一挙公開


外壁タイルの補修を検討している人は必見です。最近は外壁にタイルを使用している住宅が増えてきています。見た目が美しく高級感があるため、憧れる人も多いのではないでしょうか。外壁タイルは価格が高い分、その後のメンテナンスが少なくて済むというメリットがあります。しかし、下地や目地の部分にかんしては、定期的な補修が必要になるということをご存じでしたか? 傷みを放っておくと大がかりな補修が必要になってしまうため、早めに見極めることをおすすめします。この記事では、外壁タイルの補修タイミングや方法、業者選びのポイントなどをまとめてご紹介しましょう。

  1. 外壁タイルの基礎知識
  2. 外壁タイルの補修について
  3. 外壁タイル補修の方法
  4. 外壁タイル補修の流れ
  5. 外壁タイル補修の業者選び
  6. 外壁タイルの補修にかんするよくある質問

この記事を読むことで、外壁タイルの補修についてすべてわかります。ベストなタイミングで補修を依頼するために、ぜひ参考にしてみてください。

1.外壁タイルの基礎知識

まずは、外壁タイルのメリットや耐用年数などをまとめてみました。

1-1.外壁タイルとは?

外壁は家の印象を決める大切なものです。しかし、どんな壁材にするか決める際には、見た目だけでなく特徴やコスト、メンテナンス方法についてもしっかりと考える必要があります。サイディングやALCなどさまざまな壁材がある中で、近年注目を集めているのがタイルです。粘土を板状にして焼いたもので、ほかの壁材では演出できない高級感や存在感を醸し出します。

1-2.種類と工法について

外壁に使用されるタイルには「磁器質タイル」「炻(せっ)器質タイル」「陶器質タイル」があります。磁器質タイルとは1250℃以上の温度で焼いて作られたもので、吸水率のよさでは抜群です。硬く耐久性にもすぐれているため、外壁タイルとしても向いています。炻(せっ)器質タイルは1200℃前後で焼き固められたもので、磁器質タイルより硬さがないため、表面に加工を施すことが可能です。陶器質タイルは磁器質や炻(せっ)器質に比べて吸水性が高いため、外壁よりも内壁に使用されることが多くなっています。また、外壁タイルの工法には「湿式工法」と「乾式工法」があり、コストや工期に違いがあるのです。湿式工法とはモルタル下地の上にタイルを貼り付けていくもので、乾式工法とはタイルを引っ掛けて貼るか、接着剤で貼り付けていく方法となります。工期短縮やコスト削減を優先するのであれば、乾式工法がおすすめです。

1-3.メリットとデメリット

外壁タイルにはさまざまなメリットがあります。その反面デメリットもあるため、把握しておきましょう。

1-3-1.メリット

最大のメリットは、何と言っても外見の高級感でしょう。土や石を固めて焼き上げているため、独特の風合いを楽しむことができます。ほかの壁材では演出できない魅力と言えるでしょう。また、外壁タイルは汚れやキズに強く、経年劣化が少ないのが特徴です。そのため、色あせや変色などがほとんどありません。ほかの壁材よりメンテナンスの回数が少なくて済むため、長期的な目で見てもお得です。

1-3-2.デメリット

このようにメリットの多い外壁タイルですが、コストが高いのが難点です。見た目にもすぐれていて丈夫で長持ちする分、初期費用は高くなります。場合によってはサイディングの倍以上かかってしまうこともあるため、予算の関係で断念する人も多いのではないでしょうか。また、外壁タイルを貼り付ける接着剤が劣化して、タイルが剝離・落下する危険も否定できません。正しい施工を行ってくれる業者を慎重に選ぶ必要があるでしょう。

1-4.耐用年数

外壁タイルの耐用年数は、ほかの壁材に比べて長いのが特徴です。10年に1回のメンテナンスを行っていれば、20~30年以上は長持ちすると言われています。初期費用は高いものの、長い目で見ればトータルコストは安く済むというわけです。

2.外壁タイルの補修について

外壁タイルはメンテナンスがほとんど不要と言われています。しかし、タイルそのものではなく目地の部分は劣化するため、10年に1回は点検をしてメンテナンスを行う必要があるでしょう。

2-1.外壁タイル補修とは?

外壁タイルは塗装が不要であるため、定期的に塗り替えを行う必要はありません。しかし、一つ一つが独立しているため、劣化すれば剝離してしまう可能性が出てくるのです。経年劣化やモルタル材の不良などが原因で剝離してきた場合には、必ず補修する必要があります。

2-2.補修はなぜ必要なのか?

もし、外壁タイルが剝離してしまったら、どうなるでしょうか。かけらが周辺のものや人を傷つけてしまう可能性があります。実際に、剝離して落下したタイルが通行人に直撃し、死亡事故になってしまったケースもあるのです。最近は品質や技術が向上してきていることから、このような事故が起こることはほとんどありません。しかし、確実に予防するためにも、やはり10年に1回はプロのメンテナンスを受けておくようにしましょう。

2-3.補修のタイミングについて

補修のタイミングは、前述したとおり10年に1回が目安です。しかし、以下のような症状が確認できた場合は、10年たっていなくても補修を依頼することをおすすめします。

  • タイルや目地にひび割れがある
  • タイルが浮いてきている
  • 雨漏りしている

タイルが浮いてきているかどうか目で見てわからない場合は、外側から叩いてみましょう。タイルと接着剤の間に空洞が生じていると、軽い音がするはずです。定期的にチェックし、音に変化がないか確認しておくことをおすすめします。

2-4.定期点検が必要!

見た目でわからなくても劣化がすすんでいる可能性はあります。大がかりな補修や事故が発生するようなケースを防ぐためにも、業者による定期点検を受けておくことは必要です。外壁打診調査では、タイル1枚1枚を打診し、状態を診断します。点検だけを受け付けてくれる業者もあるため、信頼できるところに依頼してください。

2-5.一戸建てと集合住宅の違いについて

外壁タイルの補修工事は、一戸建てでも集合住宅でも内容は同じです。違いは費用だけであり、マンションのような集合住宅ではタイルの貼り替えに1,000万円以上かかることもあります。また、劣化スピードが速いのは、人の出入りが多い集合住宅の方でしょう。一戸建てよりもこまめに補修の必要があるか点検することをおすすめします。

3.外壁タイル補修の方法

次に、外壁タイルの補修工事について解説します。工法の種類とそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

3-1.部分補修

数枚のタイルが剝離しているだけでも補修は必要です。全体の剝離を防止するためにも、早めに補修するべきでしょう。この場合は、タイルと下地の間にビスを打ち込み、そのすきまに樹脂を埋め込む方法で補修します。タイルをはがすことなく補修ができるため、短い工期と安い費用で工事が可能です。

3-2.下地補修

下地の劣化が原因でタイルが剝離する場合もあります。この場合は目地のコーキングを充填し直す工事が必要です。補修をすることで、建物内部に雨水などが浸入するのを防ぐことができます。部分的なメンテナンス工事も対応しているかどうか、確認してから業者選びをしてください。

3-3.全体補修

タイル全体が浮き上がってくるような場合は、全体補修が必要になります。しかし、タイルをはがして貼り直す方法では費用が高額になるでしょう。そこで、タイルの上の新しい外壁をかぶせる方法や、特殊な接着剤でタイルをまとめて固める方法があります。ただし、建物にかかる重量を事前に正確に計算してから工事をしなければならないため、しっかりした業者に依頼する必要があるでしょう。

3-4.塗り替え

汚れやひび割れが生じたタイルに塗り替えを施す工事もあります。最近はタイル調素材の塗料も開発されており、タイルの色を変えることなくもともとの色をきれいに保つことが可能です。塗装の前には念入りな洗浄が必要になりますが、成分が強すぎるものを使うとタイルの表面を傷めてしまう可能性があります。そのため、素材に合った薬品を選ぶことが大切です。

3-5.落下防止工事

タイルの落下を防ぐために、特殊な樹脂やネットなどを使って固定する工事もあります。業者によってさまざまな工法があるため、相談してみるとよいでしょう。落下防止工事を施すことで、タイル落下による事故を防ぐだけでなく、外壁全体の寿命をのばすことにもつながります。

4.外壁タイル補修の流れ

外壁タイルの補修工事はどのような流れで行われるのでしょうか。日数や費用についてもご紹介します。

4-1.補修工事の流れ

工事の流れとしては、まず外壁調査を行います。その後、タイルの浮き具合を調べ、必要であればタイルをはがす作業にすすむことになるでしょう。はがし作業が終われば下処理をし、新しいタイルを貼る作業が始まります。最も重要になるのが外壁調査です。その必要性や内容については、次にご紹介します。

4-2.外壁調査について

外壁調査とは、タイルを1枚1枚打診して状態を確認する作業のことです。補修が必要なタイルを見つけ出し、無駄のない工事を行うための重要な調査となります。通常は作業員が打診棒を使って1枚1枚のタイルを打診し、異常が見つかったタイルにはマーキングを行うという流れです。外壁タイルの補修を依頼する際には、外壁調査も行ってくれる業者であるかどうか、確認してからにしましょう。

4-3.大体の日数

工事にかかる日数は、補修する範囲によって大きく異なります。部分的な補修であれば数日で完了しますが全体補修だと2週間以上かかる場合もあるでしょう。工法や職人の技術によっても変わってくるため、必ず事前に工期を確認しておいてください。外壁工事は隣近所にも迷惑をかけることがあります。できるだけ確実な日数を確認し、ご近所にも伝えておくとトラブルを避けることができるためおすすめでしょう。

4-4.費用

外壁用のタイルは価格が高いため、ほかの壁材を使用する場合よりも初期費用がかかります。一般的には㎡単価が13,000円~35,000円ほどするため、予算の問題で躊躇(ちゅうちょ)する人も多いのではないでしょうか。しかし、前述したとおり外壁タイルはメンテナンスが少なくて済むというメリットがあります。タイルのひび割れや浮きを補修するのにかかる費用は、外壁の塗り替えに比べて安く済むことが多いのです。そのため、トータルコストを考えるとタイル外壁の方がお得ということになるでしょう。ただし、補修にかかる費用は業者によって異なります。事前に無料見積もりを比較するなどして、慎重に業者選びを行ってください。

5.外壁タイル補修の業者選び

では、外壁補修を依頼する業者選びについてご紹介します。

5-1.業者選びのポイント

外壁タイルの補修工事を依頼する場合、どのような業者を選べばよいのでしょうか。お金を無駄にしないためにも、施工後の仕上がりに後悔しないためにも、業者選びは慎重に行わなければなりません。以下のポイントをしっかりチェックして業者を選んでください。

  • 豊富な実績がある
  • 見積もりの内容が明確である
  • 無料相談を受け付けている
  • 親身に話を聞いてくれる

特に、実績を確認するためにも過去の施工例を必ず見せてもらうことをおすすめします。この業者に依頼すればこんな仕上がりになる、というイメージがつかめるようにしておきましょう。

5-2.見積もりと無料診断について

ほかの業者と比較するためにも、無料見積もりを受け付けている業者を選ぶことがおすすめです。静岡のリフォーム会社「藤ノ家」では、無料のリフォーム相談を受け付けています。ホームページのフォームから無料見積もりと無料耐震診断を申し込むことができるため、ぜひチェックしてみてください。安心して外壁リフォームに取りかかることができます。

5-3.保証やアフターフォロー

外壁の補修後にトラブルが発生する可能性は十分にあります。「直したはずなのにまたタイルがはがれてきた」「部分的に補修したら不自然な仕上がりになった」など、納得のいかないこともあるでしょう。そのようなときにトラブルに巻き込まれないためにも、保証やアフターフォローが充実した業者を選ぶようにしてください。工事中の事故に備えた保証や、定期点検などのアフターフォローを用意しているかどうか、しっかりと確認しましょう。

5-4.費用を安くするためには?

工事費用を少しでも安くするためには、事前にしっかりと情報を集めておくことが大切です。複数の業者から見積もりをとり、内容を比較することで、工事の相場を知ることができるでしょう。素人は外壁補修工事の費用がいくらくらいなのか知りません。そのため、業者の言いなりになって高額なお金を払ってしまうこともあるのです。そのようなことにならないように、最低限の予備知識を身につけておきましょう。

5-5.よくあるトラブルと注意点

残念ながら、外壁の補修工事を行う業者の中には、悪質な業者も存在しています。実際に、以下のようなトラブルに巻き込まれる人は多いのです。

  • 追加料金が発生して、結局は高額な料金を支払うことになった
  • 見本と違うタイルを使用された
  • 施工後、すぐにタイルがはがれてきた
  • 近所トラブルが発生してしまった

特に、訪問販売で突然やってくるような業者には注意が必要です。考える時間を与えずに契約をすすめてくるケースが多いため、このような業者は利用しないようにしましょう。

6.外壁タイルの補修にかんするよくある質問

外壁タイルの補修を検討している人が感じるであろう疑問とその回答をまとめてみました。

6-1.外壁タイルが剝離する原因は、経年劣化以外に何がありますか?

A.タイル自体の重さや、表面温度の変化によって起こる膨張や収縮、タイルの圧着不足などが考えられます。

6-2.外壁タイルがはがれてきた場合、自分で補修することは可能ですか?

A.ホームセンターやインターネットで外壁タイル用の接着剤を購入することは可能です。しかし、外壁に使用されるタイルは自分で補修するのは難しいため、業者に依頼することをおすすめします。

6-3.タイル以外の壁材では、どのくらいの期間でメンテナンスが必要になりますか?

A.モルタルやサイディング壁の場合は、10年前後で塗り替えが必要です。塗装を10年ごとに繰り返すことで、美観を維持し、建物の寿命をのばすことができます。

6-4.ホームページで業者の良しあしを判断することはできますか?

A.もちろん、ホームページの内容が充実しているからと言って必ずしも「よい業者」というわけではありません。しかし、お客様の声や代表者のプロフィール、施工実績などを細かくチェックすれば、信頼できる業者かどうか見極める参考にはなるでしょう。

6-5.外壁工事業者との間にトラブルが発生した場合は、どこに相談すればよいですか?

A.国民生活センターに相談することができます。トラブルに対する適切なアドバイスをもらうことができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。外壁タイルの補修について、タイミングや方法、業者の選び方などをまとめてご紹介しました。外壁タイルは高級感のある見た目とメンテナンスの楽さから、人気の壁材と言えます。初期費用が高いという問題はありますが、長い目で見るとお得です。メリットや補修方法などを把握した上で検討してみてください。そして、この記事を参考にして、どんな業者に依頼するべきかについてもじっくり考えてみましょう。