シックハウス症候群の対策法は? 主な症状や予防法も詳しく解説!


シックハウス症候群は、主に新築の建物内などで頭痛や吐き気などの症状が出ることを言います。せっかく新築物件に入居したのに、シックハウス症候群で悩んでいる人もいることでしょう。頭痛や吐き気などのつらい症状は、できるだけ早く解消したいものです。そこで、今回は、シックハウス症候群について詳しく解説します。

  1. シックハウス症候群の基礎知識
  2. シックハウス症候群の対策方法
  3. シックハウス症候群を予防するには?
  4. シックハウス症候群に関するよくある質問

この記事を読むことでシックハウス症候群について詳しく分かります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。

1.シックハウス症候群の基礎知識

最初に、シックハウス症候群の基礎知識を解説します。

1-1.シックハウス症候群とは?

シックハウス症候群とは、主に新築や改築物件で起こる症状の総称です。特に、室内の空気汚染による体調不良を指します。シックハウス症候群は、1990年代から多く報告されるようになり、1997 年6月には厚生労働省からホルムアルデヒドの室内濃度指針値が発表されました。その後、2002年には建築物における衛生的環境の確保に関する法律の改正・2003年には 建築基準法の改正により、有害物質に対する規制が強まったのです。さらに、2008年には厚生労働省が「建築物における維持管理マニュアル」を作成し、シックハウス症候群対策への具体的な方法を示しました。

1-2.シックハウス症候群の主な症状

シックハウス症候群の主な症状は、以下のようなものです。複数の症状が同時に現れることも多くあります。

  • 目がチカチカする
  • 吐き気がする
  • 頭痛
  • のどが痛む
  • 湿疹(しっしん)が出る
  • 体がむくむ
  • めまいがする

1-3.シックハウス症候群の原因や発生要因

シックハウス症候群の主な原因は、住宅の気密化と建材などから発生する化学物質です。住宅の気密化が進んだ結果、建材などから発生する化学物質が室内にこもってしまいます。そのため、中で暮らす人が影響を受けてしまうのです。また、ペンキなどの内装材やカーテンなどのインテリアが原因でシックハウス症候群を引き起こすこともあります。カビや微生物の繁殖も、シックハウスの原因です。

1-4.シックハウス症候群と化学物質

シックハウス症候群を引き起こす主な化学物質は、以下のようなものです。以下の物質は、厚生労働省により濃度指針値が定められています。

  • ホルムアルデヒド
  • アセトアルデヒド
  • トルエン
  • キシレン
  • エチルベンゼン
  • スチレン
  • パラジクロロベンゼン
  • クロルピリホス
  • テトラデカン
  • フタル酸ジ-n-ブチル
  • フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
  • ダイアジノン
  • フェノブカル

1-5.シックハウス症候群の問題点や最近の傾向

シックハウス症候群を予防するための基準も、万全ではありません。ホルムアルデヒドについては、備えつけの家具やキッチン・キャビネット・ドアなどは規制の対象です。しかし、後つけの家具などや使用後5年以上経過したものは対象外となるので注意しましょう。また、簡易的な測定法により正しい数値が出ないこともあります。そのため、思わぬものが原因でシックハウス症候群を発症する可能性があるのです。最近では、空気清浄機やエアコンにもホルムアルデヒドなどを除去する機能がついたものもあり、注目を集めています。

2.シックハウス症候群の対策方法

シックハウス症候群の対策方法を詳しく解説しましょう。

2-1.シックハウス症候群の対策の基本

シックハウス症候群の対策は、換気をよくすること・掃除をきちんとすることです。通常、シックハウス症候群を引き起こす物質は、時間とともに軽減します。まずは、換気をよくして原因物質をできるだけ早く屋外に出してしまいましょう。また、掃除をしっかりすることで、原因物質をこまめに除去することも大切です。

2-2.シックハウス症候群の対策方法

シックハウス症候群の対策方法には、以下のようなものがあります。室内の原因物質を除去するだけでなく、体内に蓄積したものを出すことも必要です。

  • こまめに窓を開けたり換気扇を回したりする
  • ぬいぐるみやカーテンなどの布類をこまめに洗濯する
  • 室内のダニやカビ対策を行う
  • 軽い運動や入浴により発汗や新陳代謝を促す

2-3.シックハウス症候群の対策に関する注意点

シックハウス症候群は同じ環境下でも発症する人としない人が存在し、個人差が大きいのも特徴です。化学物質などに敏感に反応する人は、より厳密な対策が必要となります。シックハウス症候群の対策は、ひとつだけでなく複数行って様子を見てください。建材からの化学物質が原因と思っていたら、実はカーテンに使われていた防腐剤が原因だったという例もあります。また、自分でさまざまな対策をしてもつらい症状が改善しない場合は、すぐに医師に相談してください。シックハウス症候群ではなく、ほかの病気である可能性もあります。

3.シックハウス症候群を予防するには?

シックハウス症候群を予防する方法について詳しく解説します。

3-1.シックハウス症候群の予防法

シックハウス症候群は、新築・改装時や新しい内装材・インテリアを取り入れたときにしっかり予防することが必要です。新築時には、信頼できる業者に相談してシックハウス対策済みの材料を使用してもらいましょう。また、カーテンやカーペット類にも気を抜いてはいけません。

3-2.シックハウス症候群の予防法に関する注意点

シックハウス症候群の予防は、最初が肝心です。新築物件に入居したらすぐに窓を開放し、換気扇をフル回転させましょう。また、室内にとどまる時間を少なくするのも効果的です。なお、シックハウス症候群と見られる症状が出たら、すぐに医師を受診してください、症状の悪化を予防することができます。

4.シックハウス症候群に関するよくある質問

最後に、シックハウス症候群に関するよくある質問に回答します。それぞれ役立つので目をとおしておいてください。

Q.古い日本家屋に住んでいてもシックハウス症候群になる?
A.古い日本家屋では、自然素材を使っていること・通気性が確保されているため、なりにくいでしょう。ただし、カビやダニなどもシックハウス症候群の原因と考えられるため、条件によって発症する可能性はあります。

Q.シックハウス症候群になりやすい人の特徴は?
A.以下のような人は注意してください。

  • 新築物件に住んでいる
  • 室内で過ごすことが多い
  • アレルギー体質
  • 生活が不規則
  • 運動不足
  • 入浴がシャワーだけ

Q.シックハウス症候群と間違いやすい病気は?
A.たとえば、以下のような病気と間違いやすいので注意してください。治療を続けてもなかなか直らない場合、シックハウス症候群の可能性もあるので医師に相談しましょう。

  • 自律神経失調症
  • 花粉症
  • 更年期障害

Q.リフォームの際にシックハウス対策をしたいのですが?
A.シックハウス対策に詳しい業者に相談するといいでしょう。建材や内装材などで最大限の考慮をしてくれるはずです。そのためにも、実績や評判などをしっかり評価して業者を選びましょう。なお、当藤ノ家でもご相談をお受けしています。お気軽にご相談ください。

Q.シックハウス症候群を避けるには中古住宅が有利?
A.確かに、中古住宅は新築と比べて有害物質が原因のシックハウス症候群にはなりにくいでしょう。以前シックハウス症候群になったことがある人は、新築物件を避けるのもいい方法です。ただし、中古住宅でも築年数が浅い場合は、有害物質の放出が多いこともあるので注意してください。

まとめ

今回は、シックハウス症候群について詳しく解説しました。シックハウス症候群は、建材や溶剤などから出る化学物質が主な原因なので、新築の建物でよく起こります。しかし、きちんと対策することでつらい症状を軽減したり予防したりできるのです。換気や掃除をこまめにし、発汗や新陳代謝を促すなどして、原因物質の除去に努めましょう。なお、さまざまな対策をしても症状が軽減しないときは、医師に相談し対応してください。