住宅診断のメリットや重要性は? 依頼方法・流れ・費用を徹底解説!


住宅を購入する前には、耐久性や耐震性などを確認するために住宅診断をおすすめします。せっかく購入するのですから、資産価値があるか確認したいですよね。その住宅診断には、どんなメリットがあるのか・費用はいくらかかるのでしょうか。そこで今回は、住宅診断のメリットなど詳しく解説します。

  1. 住宅診断の必要性と問題点
  2. 住宅診断を行うメリットは?
  3. 住宅診断の方法
  4. 住宅診断の流れと費用
  5. 住宅診断に関するよくある質問

この記事を読むことで、住宅診断の必要性がよく分かります。費用や期間などについても触れているので、記事を読んでみてください。

1.住宅診断の必要性と問題点

最初に、住宅診断とはどんなものか、必要性と問題点を併せて見ていきましょう。

1-1.住宅診断は住宅の状況を診断しアドバイスすること

住宅診断とは、住宅診断士が住宅に関して第三者の立場から以下のような診断・アドバイスをすることです。ホームインスペクションと呼ばれることもあります。

  • 住宅の劣化状況
  • 欠陥の有無
  • 改修すべき部分と時期
  • 改修費用の目安

1-2.住宅診断は必要性が高い

住宅診断は、必要性が高いと言えるでしょう。診断によって住宅が持つ問題点などを正確に把握しておけば、適切な時期・内容のリフォームができます。また、自然災害に備えて家を補強することも可能です。結果的に、住宅の寿命を延ばすことができ、安心して長く暮らせます。

1-3.資格者の確保や費用負担などが問題

2018年4月1日に宅地建物取引業法が改正され、宅建業者に対して住宅診断の説明が義務化されました。売り主や買い主に住宅診断について説明し、要望があれば業者を紹介する義務が発生したのです。しかし、住宅診断には以下のような問題点があります。

  • 住宅診断を行うには住宅診断士などの資格が必要
  • 費用負担が発生する

住宅診断を行うには、一定の資格保持者の確保する必要があります。また、費用負担を納得してもらえるケースばかりではありません。広く理解を求めるためにも、住宅診断の必要性やメリットを周知することが大切です。

2.住宅診断を行うメリットは?

住宅診断を行う主なメリットについて詳しく解説します。

2-1.住宅の問題点を知り早期に対応できる

住宅診断では、修復が必要な部分と内容を知ることができます。早期に対応できるので、被害や費用負担を最小限に抑えることが可能です。特に、屋根や床下など、見えづらい部分を調べてもらえるのは、大きなメリットと言えます。

2-2.安心して購入・入居できる

住宅診断を行えば、現状に納得してから購入・入居できます。住宅の購入金額と今後必要な補修金額を合算して検討できるからです。すでに問題点が分かって入れば、安心して暮らすことができます。専門知識のある第三者が公平な立場で診断することで、売り主と買い主がもめにくいのもメリットです。

2-3.修復費用の目安が分かる

中古物件を購入する場合、修復費用の目安が分かるのは大きなメリットです。物件の購入価格と修復費用を合算し、本当に購入すべきか契約前に判断できます。修復費用の負担が大きい場合は、購入を断念する材料にもなるでしょう。物件自体が安くても、修復費用が高くつくのでは意味がありません。

3.住宅診断の方法

住宅診断ではどんなことをいつチェックするのか、見ていきましょう。

3-1.どんな場所をチェックする?

住宅診断では、以下のような場所を目視や機材を使ってチェックします。

  • 屋外の状態:外部階段・屋根・バルコニー・軒裏・外壁仕上げ・基礎・雨どい・外部金物など
  • 室内の状態:壁・はり・柱・床・天井・階段・サッシ・ドア・シャッター・雨戸など
  • 床下の状態:土台および床組み・基礎および床下面・束など
  • 小屋裏・天井裏の状態:はり・小屋組み・野地板・各階の天井裏など
  • 設備の状態:給水・給湯・排水・換気の各設備および火災報知器など

なお、詳しい診断内容に関しては、NPO法人日本ホームインスペクター協会の診断項目ページを参考にしてください。

3-2.住宅を購入・売却する前に行う

住宅診断は、以下のような場合に行いましょう。それぞれ、契約前のタイミングで行うことをおすすめします。

  • 中古の一戸建てやマンションの売買時
  • 新築の建売住宅やマンションの売買時
  • 新築の一戸建てを建築するとき
  • 大がかりなリフォームや増築をするとき

中でも、中古の一戸建てやマンションの売買時は特に重要な意味を持ちます。中古住宅は、経年などで劣化が進んでおり、一見してどんな不具合があるのか分かりづらいからです。

4.住宅診断の流れと費用

住宅診断の依頼先や流れ・費用などを詳しく解説します。

4-1.信頼できる業者に依頼しよう

住宅診断を依頼するときは、信頼できる業者に依頼しましょう。たとえば、以下の条件を満たすところなら安心です。

  • 住宅診断の実績が豊富にある
  • 見積もりは無料
  • 調査費用がリーズナブル
  • 指定日時に調査できる
  • きちんとした報告書にまとめてもらえる
  • 顧客からの評判がいい

なお、当藤ノ家でも住宅診断をお受けしています。リーズナブルな費用と丁寧な作業でご好評をいただいていますから、ぜひご相談ください。

4-2.住宅診断を依頼する流れ

業者に住宅診断を依頼するときは、以下の流れを参考にしてください。

  1. 住宅診断について業者に相談・見積もりを依頼する
  2. 業者から見積もりが送られてくる
  3. 見積もりの内容・費用を確認して納得したら正式に依頼する
  4. 指定日時に業者がやってきて住宅診断を開始する
  5. 作業完了後、診断内容を伝えてもらう
  6. 後日、正式な調査報告書が送られてくる

4-3.30坪の家で2時間~が目安

住宅診断にかかる時間は、30坪の家で2時間~が目安になります。なお、住宅の広さや間取りなどの条件によって時間がより多くかかることもあるので注意しましょう。通常、住宅診断は日中に行います。夜間では暗すぎて、誤診断や作業者のケガなどにつながるからです。なお、住宅の内部に立ち入るため、基本的に立ち会いが必要になります。

4-4.目視調査3万円~・機材調査8万円~が目安

住宅診断の費用は、目視調査3万円~・機材調査8万円~となります。調査費用は各業者で自由に設定できるため、あくまでも目安と考えてください。また、調査内容と難易度などによって金額が上下します。実際の費用を知りたいときは、業者に見積もりを依頼して確認するといいでしょう。リーズナブルな費用でしっかり診断してくれる業者を選ぶことがコツです。

4-5.悪質業者に注意すること

悪質業者には、十分に注意してください。よくある手口には、以下のようなものがあります。

  • 平日の昼間に突然訪問してくる
  • 名刺を渡さない
  • 「キャンペーン中で無料診断をしている」などと魅力的内容を伝えてくる
  • 第一印象はさわやかで明るいことが多い
  • 「今すぐリフォームしないと危険」と不安をあおる
  • 無料診断のはずが有料だったり高額なリフォーム契約をすすめたりする
  • 「契約を取るまで帰らない」などと言われて居座られる

住宅診断は、4-1を参考にして信頼できると判断した業者に依頼しましょう。

5.住宅診断に関するよくある質問

最後に、住宅診断に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.住宅診断を依頼するには何を準備しておけばいい?
A.以下のものを準備してください。

  • 住宅の間取り図
  • 住宅設備図・配線図
  • 地盤調査報告書・施行報告書(地盤改良済みの場合)

Q.一部だけ診断してもらうことは可能?
A.物理的には可能ですが、おすすめしません。依頼した場所以外に問題がある可能性が残るからです。業者でも、一部だけの診断は基本的には受けていないことが多いでしょう。

Q.入居後の住宅診断で重大な欠陥が見つかったらどうする?
A.売り主・仲介業者に調査報告書を提示し、対応してもらいましょう。契約時に、物件の欠陥内容を通知しなかったことで、修復費用や損害賠償を請求できる場合があります。問題がこじれそうなときは、弁護士に相談するのもいいでしょう。

Q.住宅診断の結果に納得できない場合はどうする?
A.診断理由を詳しく説明してもらいましょう。説明を受けても納得できない場合は、ほかの業者に再度診断してもらうことをおすすめします。2社に診断してもらい、同じような結果が出た場合は、信頼できるはずです。

Q.住宅診断は定期的に行うべきか?
A.義務はありません。しかし、定期的に行うことで補修が必要な場所が分かり、適宜対応できるのでおすすめです。

まとめ

今回は、住宅診断について詳しく解説しました。住宅診断を実施すると、家の問題点や補修の時期・費用目安などが的確に分かります。特に、中古物件の売買時には役に立つことでしょう。売り主は、物件の現状を正しく知らせて売ることができるため、クレームや損害賠償請求を防ぐことができます。買い主は、問題点や補修費用の目安などを知ることで、購入する価値があるかどうか検討することが可能です。住宅診断は、実績が豊富で信頼できる業者に依頼しましょう。