介護保険が使えるリフォームは? 条件や申請方法を詳しく解説!


親や兄弟、自分が被介護者になったとき、自宅を住みやすくリフォームすることはよくあります。しかし、介護を目的としたリフォームをする場合、介護保険が使えることはあまり知られていません。「リフォームに介護保険を使いたいが、申請の仕方などがよく分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。

そこで今回は、リフォームに介護保険を利用する方法や業者の選び方などを解説します。

  1. 介護保険が使えるリフォームの種類
  2. バリアフリーリフォームは介護が必要になってから行う
  3. バリアフリーリフォームをして介護保険を受け取る手順
  4. バリアフリーリフォームの事例
  5. 自治体が独自に補助金を出しているところもある
  6. リフォーム業者の選び方
  7. 介護保険を使ったリフォームに関するよくある質問

この記事を読めば、介護保険が使えるリフォームの種類や、リフォームするタイミングなども分かるでしょう。介護リフォームを考えている方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

1.介護保険が使えるリフォームの条件

はじめに、介護保険が使えるリフォームの種類や条件、費用の限度などを解説します。

1-1.介護保険が使えるのはバリアフリーリフォーム

介護保険が使えるのは、被介護者が暮らしやすいようにするバリアフリーリフォームです。階段に手すりをつける、部屋ごとの段差をなくすなどがあげられます。被介護者が暮らしやすくするため、もしくは介護されやすい状態にするため以外のリフォームは認められないので注意しましょう。

1-2.要介護認定を受けていることが条件

リフォームに介護保険を利用するには、被介護者が要介護認定を受けていることが条件です。なお、介護度は問われません。1でも5でもバリアフリーリフォームに介護保険を使うことができます。

1-3.上限は20万円、1度の工事に1回限り

バリアフリーリフォームに使える介護保険の額は、上限20万円です。また、原則として1度の工事で1回限り使えます。別のリフォームなら、20万円の範囲内で再度使うことが可能です。たとえば、階段の手すりをつけるリフォームに5万円、トイレを広くするリフォームに15万円ならば、計20万となります。

1-4.介護保険がカバーできるのは費用の7割~9割

20万円以内のバリアフリー工事ならば、すべて介護保険で賄えるわけではありません。20万円のバリアフリー工事をする場合、介護保険が使えるのは、総費用の7割~9割です。自己負担ゼロで工事ができるわけではないので、注意しましょう。

2.バリアフリーリフォームは介護が必要になってから行う

前述したように、介護保険を利用してバリアフリーリフォームを行うには、被介護者が要介護認定を受けていることが条件です。また、「介護」と一口にいってもさまざまな種類があります。必要な介護の種類などについては、実際に介護を受けるまで分かりません。ですから、バリアフリーリフォームは介護が必要になり、要介護認定を受けたら行いましょう。たとえば、病気やケガで入院し、介護が必要な状態になったと認定された場合は、退院前に家族が介護保険を利用してリフォームできるケースもあります。

3.バリアフリーリフォームをして介護保険を受け取る手順

この項では、実際にバリアフリーリフォームを行った場合、どのように保険金を受け取るのか、その手順を紹介します。

3-1.相談と申請

ケアマネージャーや地域の包括センターにリフォームの相談をします。ここで、介護保険が使えるリフォームについて教えてもらうことも可能です。リフォームの具体的な内容が決まったら、自治体に申請書を提出します。申請書の書き方や必要書類は、ケアマネージャーに教えてもらいましょう。また、自治体の担当課に質問すれば、教えてもらえます。

3-2.基本的に一度自己負担で全額支払いをする

申請が通ったら、工事を依頼します。必要な費用は基本的に一度全額自己負担で支払いをしましょう。

3-3.払い戻しの手続きをする

支払いが終わったら、必要書類を持って市役所などで払い戻しの手続きを行います。書類に不備がなければ、指定した金融機関に払い戻しのお金が振り込まれるので、後日確認しましょう。

4.バリアフリーリフォームの事例

この項では、バリアフリーリフォームの一例を紹介しましょう。どのようなリフォームがあるのでしょうか?

4-1.被介護者の移動を補佐する工事

被介護者になると、屋内での移動も難しくなります。以下のようなリフォームをすることで、移動がしやすくなるでしょう。

  • 手すりをつける
  • 滑りにくい床材に換える
  • 段差をなくす

4-2.被介護者が暮らしやすい家にする工事

被介護者ができるだけ自分の力で暮らせるよう、トイレを洋式に換えたり玄関にスロープをつけたりする工事も介護保険が使えます。また、扉を引き戸にしたりアコーディオンドアにしたりする工事をすすめられることもあるでしょう。

4-3.バリアフリーリフォームをするのに必要な工事にも介護保険が使える

バリアフリーリフォームをするため、トイレやお風呂を広くする、玄関の間口を広げるなどという工事も、介護保険を使用することができます。判断に迷う場合は、ケアマネージャーや自治体の担当課に相談してみましょう。

5.自治体が独自に補助金を出しているところもある

介護保険以外にも、自治体が独自にバリアフリーリフォームに対して補助金を出しているところもあります。どんな補助金制度があるかは、リフォームの相談をすると教えてもらえるでしょう。自治体ごとに金額や申請方法が異なるので、まずは確認しましょう。

6.リフォーム業者の選び方

この項では、リフォームを行う業者の選び方を紹介します。どのようなポイントがあるのでしょうか?

6-1.実績が豊富

リフォームは実績を積んでいなければ、依頼者の要求にうまく応えられないことも多いものです。新規の業者にも優秀なところがありますが、ある程度実績がある業者のほうが安心して依頼できるでしょう。藤ノ家は50年の実績があり、お客様の要望に可能な限り沿えるよう日々努力しています。

6-2.見積もりが正確

見積もりは、業者の質がよく分かるものです。見積もりが正確で説明が分かりやすい業者は信用できます。複数の業者があり、どこに依頼するか迷う場合は、見積もりを比べてみましょう。

6-3.アフターケアが手厚い

リフォームは工事が終われば完成ではありません。定期的な点検も重要です。何か問題が起こった場合には、すぐに駆けつけて対処してくれる業者だと心強いでしょう。藤ノ家では、半年後、1年後に点検を行っています。

7.介護保険を使ったリフォームに関するよくある質問

この項では、介護保険を使ったリフォームに関するよくある質問を紹介します。

Q.DIYでリフォームする場合も介護保険は使えるでしょうか?
A.DIYでバリアフリーリフォームを行った場合も申請することは可能です。しかし、慣れないDIYは問題が起こりやすいので、プロの業者に依頼しましょう。

Q.介護保険を使って1度リフォームを行い、数年後もう1度リフォームを行った場合、再度介護保険を使えますか?
A.1回目の工事で20万円の限度に達していなければ介護保険の対象となるでしょう。

Q.被介護者が40才未満の場合は介護保険は使えませんか?
A.はい。要介護認定を受けられるのは40才からなので使えません。

Q.申請は工務店に任せられるでしょうか?
A.いいえ。自分で行いましょう。

Q.介護保険と自治体の補助を併せて使えますか?
A.自治体によってルールが異なるので、まずは問い合わせてください。

まとめ

今回は、介護保険を使ってリフォームできる条件や申請の仕方、業者の選び方を解説しました。20万円までのバリアリフォーム工事に対して補助が出ればかなり楽になるケースは多いでしょう。家族や自分が被介護者になり、バリアフリーリフォームが必要になったら、申請してみてください。