畳からフローリングへリフォームする心構えや方法・ポイントをご紹介

畳からフローリングへリフォームする

「畳からフローリングに変えたいけど、何から始めたらいいのかわからない」「リフォームが失敗しないか不安」など、悩んでいる方は多いでしょう。家族の成長やライフスタイルの変化と同時に、畳からフローリングへリフォームを検討する方が増えています。リフォームにはお金がかかるので、失敗したくありませんよね。ポイントを押さえておけば、理想的な空間に仕上がります。

そこで本記事では、畳とフローリングの基礎知識やリフォーム方法・業者の選び方など詳しく説明していきましょう。

  1. 畳とフローリングの基礎知識
  2. 畳からフローリングへのリフォームについて
  3. 畳からフローリングへのリフォーム~自分でする場合
  4. 畳からフローリングへのリフォーム~プロへ依頼する場合
  5. リフォーム業者の選び方
  6. 畳からフローリングへのリフォームにかんしてよくある質問

この記事を読むことで、畳からフローリングへリフォームするために必要な情報を手に入れることができます。畳とフローリングについて知りたい方やリフォームを考えている方はぜひ参考にしてください。

1.畳とフローリングの基礎知識

畳とフローリングの基礎知識

畳からフローリングへリフォームをする前に、それぞれの基礎知識を習得しておきましょう。畳・フローリングの種類とメリット・デメリットについて説明します。

1-1.畳とは

日本で利用されている伝統的な床材が畳です。世界にはない日本独自の文化になります。古代の畳は、筵(むしろ)・菰(こも)・茣蓙(ござ)などを示していました。畳は、主に縦横比が2:1になっている長方形と、長方形サイズを横半分にした正方形の2種類があります。大きさは、910ミリメートル×1,820ミリメートルが基本です。

1-1-1.畳の種類

畳の種類は構造によってさまざまです。一般的に使用されているのが、縁つき畳になります。縁のある畳で、13~18ミリメートルの薄い畳も登場するようになりました。そして、もう1つの種類が縁無し畳です。一般的な畳とは違い、縁がありません。加工が難しく、琉球(りゅうきゅう)畳や琉球(りゅうきゅう)風畳などが使用されています。

1-1-2.畳のメリット・デメリット

畳の大きなメリットは、日本の伝統が感じられる癒やしの場所になることです。畳を敷きつめた和室は、独特の落ちついた雰囲気があります。すぐ横になることができ、大人数の来客があった場合でも対応できるでしょう。デメリットは、畳の上に家具など置くことができない・シミが取れにくいことです。畳はものを置くことを前提としていないため、置いてしまうとダニやカビの原因になります。また、跡がつき、汚れとして残るでしょう。

1-2.フローリングとは

床をおおうための木質系の材質をフローリングといいます。日本の住宅や公共施設など幅広い場所で取り入れられている床材です。もともと、フローリングはヨーロッパに輸出された広葉樹の材料を処理するために製造が始まったといわれています。

1-2-1.フローリングの種類

フローリングの種類は、主に、単層フローリングと複合フローリングがあります。単層フローリングは天然木の無垢(むく)材、複合フローリングは合板に薄くスライスした木材を貼り合わせているタイプです。どちらかというと、複合フローリングのほうが汚れにくく、傷がつきにくいもの・遮音性があるものなど種類がたくさんあります。

1-2-2.フローリングのメリット・デメリット

フローリングの主なメリットは、木材が持つ自然な暖かみと風合いです。自然とリラックスできる落ちついた空間を生み出すことができます。また、温度調整機能・断熱能力・防音性・雑菌能力などフローリングの種類によってさまざまな性能が選択できるのもメリットです。しかし、変色・腐敗・床なりの発生・水に弱いなどのデメリットもあります。

1-3.最近の傾向について

最近は、畳部屋をフローリングに変えてリビング・部屋を広くするケースが増えています。畳部屋は、趣味のお茶に使う・応接室として役立てるなど明確な目的がない限り、使用回数が自然と減るものです。いつの間にか使わなくなっていたというケースもあります。また、どうしても畳部屋がほしいとき、フローリングの上に敷くことができる「フローリング用薄畳」を利用する方も多いのです。

最近は畳の部屋をフローリングにリフォームするケースが増えているんですね。
はい。畳は風情がありますがメンテナンスが大変なので、高齢者だけで暮らす場合はフローリングの方が楽でしょう。

2.畳からフローリングへのリフォームについて

畳からフローリングへのリフォームについて

畳からフローリングへのリフォームは、なぜ増加傾向にあるのでしょうか。増えている理由やリフォームするメリットなど、リフォーム前にチェックしておいてください。

2-1.増えている理由

日本従来の文化ということもあり、「畳部屋はあったほうがいい」と導入します。しかし、結局使用していない、活用できていない方がほとんどです。活用できていない畳部屋は、何の意味もありません。また、アレルゲンとなるダニが繁殖しやすく、定期的に畳の交換が必要なため、フローリングにリフォームする方が増えています。

2-2.リフォームするメリット

畳からフローリングへリフォームをすると、掃除がしやすくなります。畳は水ぶきできませんが、フローリングはOKです。汚れてもふき掃除がしやすいとお手入れも楽になります。また、アレルゲンとなるダニの繁殖も抑えることができ、健康面のメリットも大きいです。

2-3.主な方法

畳からフローリングへリフォームする方法は、DIYと業者に依頼する方法があります。後ほど、【3.自分でする場合】と【4.プロへ依頼する場合】にて説明するので、ぜひチェックしてください。何のためにリフォームをするのか、目的を明確にしておくとライフスタイルに合った方法が選択できます。

2-4.注意点

マンションなど賃貸物件の場合、リフォームの注意点を把握しておかなければなりません。賃貸物件は、あくまで家主・管理人の所有物です。そのため、どこまでリフォームをしていいのか基準が決まっています。特に、フローリングのリフォームで注意しておきたいのが防音基準です。和室をフローリングにする場合、防音基準を満たす床構造にしなければなりません。不安な方は、業者と管理人で話し合いをしながらリフォームをすすめてください。契約違反になると、トラブルに発展する恐れがあるので要注意です。

フローリングへのリフォームはDIYでもできるんですね。
はい。しかし、無理をしてはいけません。

3.畳からフローリングへのリフォーム~自分でする場合

畳からフローリングへのリフォーム~自分でする場合

フローリングへのリフォームは自分ですることができます。しかし、事前にメリット・デメリットや注意点を把握しておかなければ失敗するでしょう。自分でする場合は、リスクを覚悟しておかなければなりません。

3-1.メリット・デメリット

自分でリフォームをするメリットは、費用の安さです。必要なフローリング材と道具を用意するだけでいいので、業者に依頼するよりも安い費用で済みます。しかし、手間と時間がかかるのがデメリットです。特に、DIY初心者は慣れていないので、相当な時間が必要になります。また、失敗してしまうとやり直しに時間と手間が余計にかかり、無駄なお金を使う破目になるでしょう。

3-2.注意点

DIYをする際、カビと断熱に注意しなければなりません。畳は天然の断熱材といわれています。そのため、断熱材を導入する必要はありません。しかし、フローリングは断熱材を取り入れることで、冬に温かく、夏は涼しくなります。断熱材を入れなければ、快適な空間ができません。また、フローリングには調湿効果がないため、床や絨毯(じゅうたん)の下にカビが生えやすいです。防カビワックスなど、きちんとカビ対策をほどこす必要があります。

3-3.主な方法

最初に、目的に合ったフローリング材をホームセンターなどで購入します。必要な材料と道具を用意した後、畳をすべて取りはずしていきましょう。そして、先に断熱材を敷きつめてからフローリング材を貼りつけます。フローリングの貼り方は、隣の列と互い違いに木材を貼りつけることです。互い違いに貼りつけることで、強度が弱い場所と強い場所が分散できます。よって、大きい負荷にも耐えられる床になるのです。フローリング材を貼り終えた後は、ワックスをかけて仕上げてください。

3-4.DIYのコツ

自分で畳からフローリングにリフォームする際、手順・工程がわからなくなります。そのため、リフォームを始める前にスケジュールを立てていきましょう。特に、初心者はわからなくなりがちなので、丁寧に手順を踏んでいかなければなりません。

3-5.DIYにかかる費用

業者よりも安い費用でできるDIYですが、一体どのくらいかかるのでしょうか。大体の目安としては、およそ2万~6万円です。畳部屋の広さや使用するフローリング材の値段によっても異なります。事前に、DIYにかかる費用を計算しておくと安心です。

自分でリフォームする場合、費用はかかりませんが手間はかかりそうですね。
はい。それに経験がないとキレイに仕上げるのは難しいでしょう。

4.畳からフローリングへのリフォーム~プロへ依頼する場合

畳からフローリングへのリフォーム~プロへ依頼する場合

プロにリフォームを依頼する前に、メリット・デメリットや主な方法・費用などを細かくチェックしておきましょう。

4-1.メリット・デメリット

業者に依頼するメリットは、手間と時間がかからないことです。経験豊富で実績のある業者ほど、素早く丁寧に仕上げます。そのため、短期間で居心地の良い空間に生まれ変わるのです。また、自分でする際の失敗を防ぐことができます。一方、デメリットは費用が高くなることです。材料費のほかに、人件費や経費が追加されることになります。しかし、業者によっては低コストリフォームを提供しているところもあるので、業者選びがポイントになるでしょう。

4-2.プロにお願いしたほうがいい場合

DIYの経験がない方や自分でリフォームをするのが不安な方・完ぺきな空間に仕上げたい方は、業者に依頼してください。DIYのほうが費用を安く抑えることができると、無理をしておこなう方がいます。その結果、仕上がりが悪く、不完全な状態になってしまうと、再び工事しなければなりません。そのため、プロに依頼したほうが安心できます。

4-3.主な方法

最初に、畳をすべて撤去します。撤去した後、フローリングを張れるかどうか床構造をチェックしなければなりません。床の下地である根太(ねだ)の間隔が広いと、強度に問題が出てきます。和室の根太(ねだ)はほとんどが455ミリメートル前後になっているため、感覚を狭くしなければなりません。根太(ねだ)の工事は、プロに頼んだほうが安心です。根太(ねだ)を組んだ後、ベニヤを張って高さを調節し、断熱材を導入します。そして、フローリング材を貼りつける方法です。リフォーム業者によって具体的な方法は異なります。依頼する前に、方法についての説明をしっかり受けてください。

4-4.費用について

畳からフローリングへのリフォームは、およそ10万~15万円です。畳部屋の広さやフローリング材の種類によっても異なるため、依頼前に見積もりをきちんと確認しておきましょう。疑問点があれば、その時点ですぐに尋ねてください。

プロに依頼すると費用はDIYよりかかりますね。
はい。しかし、仕上がりは格段の差が出るはずです。

5.リフォーム業者の選び方

リフォーム業者の選び方

理想的な仕上がりになるかどうかは、業者選びにかかっています。納得のいく空間にするためにも、業者選びのポイントを押さえてください。

5-1.選び方のポイント

リフォーム業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。

  • 丁寧かつ迅速な対応をしてくれるかどうか
  • 見積もり内容に不備がないかどうか
  • アフターサービスがあるかどうか

特に、業者スタッフの対応に注目してください。依頼者の話を聞き、ベストプランを提示してくれる業者は、安心して任せることができます。逆に、適当に話を聞くだけの業者は危険です。

5-2.工事の流れ・期間

畳からフローリングにリフォームする工事期間は、1部屋ならおよそ1日で済みます。しかし、畳部屋が広い場合は1日以上かかることもあるでしょう。工期についても事前に確認しておかなければなりません。また、工事の流れも把握してください。大まかな流れは以下のとおりです。

  • 無料見積もりの依頼
  • 工事内容の確認・契約
  • 畳の撤去
  • 下地構造の工事・断熱材の導入
  • フローリング材の導入
  • 仕上げ・工事完了

5-3.アフターメンテナンスの必要性

リフォーム後、床材がすぐにへこんだ・きしむようになったなどさまざまなトラブルが起きています。施工後のトラブルを防ぐためにも、アフターメンテナンスをおこなっている業者に依頼してください。特に、藤ノ家では工事完了後、半年・1年後に点検をおこなっています。不都合がある場合は無償で対応しておりますので、ご安心ください。

藤ノ家

5-4.注意点

悪徳業者とのトラブルが増加しています。リフォーム後に追加料金を請求された、すぐにフローリング材がダメになったなどさまざまです。特に、金銭トラブルが増えています。そのため、複数の業者に見積もりを依頼してください。複数の見積もりを比較することで、どこが適切な費用になっているのかわかります。サービス内容やスタッフの対応などもチェックしながら、悪徳業者を見極めましょう。

アフターサービスが手厚い業者がおすすめなんですね。
はい。費用だけで業者を選ばないようにしましょう。

6.畳からフローリングへのリフォームに関してよくある質問

畳からフローリングへのリフォームにかんしてよくある質問

畳からフローリングへのリフォームに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.DIYに必要な道具は?
丸ノコ・手ノコ・かなづち・巻き尺・直角定規・センターポンチなどが必要です。また、フローリング材や根太(ねだ)用の角材・木工ボンド・フロアクギ・木ネジ・フローリング材に打ちこむカラー化粧クギも用意しなければなりません。

Q.フローリング材の選び方は?
フローリング材の選び方は、主に「特徴・用途」「樹(き)の種類」「仕様・テイスト」がポイントです。硬い床材は耐久性が高く、柔らかいものは足に大きな負担をかけません。フローリング材の主流になっている樹(き)はオークですが、種類によって特徴や見た目が異なります。また、繋(つな)ぎ目のない長尺フローリングや長さがそろっていない乱尺タイプなど仕様・テイストも変わるものです。そのため、何のためにリフォームするのか、目的を明確にしておき、具体的な空間をイメージしましょう。フローリング材選びに迷ったときは、プロである業者に相談してみてください。

Q.ワックスの頻度は?
フローリングにリフォームした後、ワックスを定期的に塗り替えていかなければなりません。ワックスは、半年に1回塗り重ね、5年に1回塗り直してください。定期的にワックスがけをおこなうことで、床を傷や汚れから防ぎ、美しい床を維持し続けることができます。

Q.フローリングマットを畳の上に敷くデメリットは?
リフォームが面倒だからと、畳の上にフローリングマットを敷く方がいます。確かに、手っ取り早い方法ではありますが、フローリングマットは湿気をためこみやすいです。そのため、畳とマットの間にノミ・ダニ・カビが発生してしまいます。フローリングマットは畳の上に敷かないようにしてください。

Q.業者とトラブルがあったときの対処法は?
業者とトラブルになったときは、1人で解決しようとせず、国民生活センターや消費者センターに1度相談してください。国民生活センターでは多数の相談を受けつけているため、状況に合った解決策を提示してくれるでしょう。

国民生活センター相談窓口

まとめ

フローリングに変えるリフォームのまとめ

近年、畳からフローリングに変えるリフォームが増えています。畳部屋をつくったけれど、上手に活用できていない方は、思いきってフローリングに変えてみるといいでしょう。フローリングにリフォームすることで、広々とした空間が生まれます。家族や親戚・友人と交流できる場に生まれ変わるでしょう。ただし、理想的な空間に仕上げるためには知識を習得しておかなければなりません。DIYする場合と業者に依頼する場合、それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った方法を選択してください。知識を得て、何のためにリフォームをするのか目的を明確にしておくといいですよ。

え?リフォームでここまで出来るの!?