システムバスとは? 浴室リフォームのポイントや業者選びについて


システムバス・ユニットバス・ハーフユニットバスなど浴室の種類は多種多様です。家族やライフスタイルに合った種類を選ぶためには、それぞれの特徴やメリット・デメリットなど詳しく把握しておかなければなりません。特徴をきちんと把握しておかなければ、浴室リフォームの失敗につながります。スムーズにリフォームできるかどうかは、情報収集や知識が必要なのです。そこで、本記事では、システムバスの基礎知識やメリット・デメリット、リフォームの流れ、業者選びのポイントなどについて詳しく説明します。

  1. システムバスの基礎知識
  2. システムバスの寿命・工期などについて
  3. システムバスのリフォームについて
  4. システムバスのリフォーム業者選びについて
  5. システムバスにかんしてよくある質問

この記事を読むことで、システムバスにリフォームするための必要な情報を得ることができます。システムバスについて気になっている方やリフォームを考えている方はぜひチェックしてください。

1.システムバスの基礎知識

理想的なシステムバスのリフォームをするためには、どういうものなのか基礎知識を把握することが大切です。システムバスの概要やメリット・デメリット、最近の傾向について説明します。

1-1.システムバスとは

床・浴槽・天井・ドア・壁などで構成されたものを浴室といいます。その浴室をあらかじめ工場で製造して施工現場で組み立てるのがシステムバスです。現在では、システムバスが主流になっています。また、浴槽と洗面台が一体になっているものは2点ユニットと呼ばれており、2点ユニットにトイレが追加されたものは3点ユニットバスです。

1-1-1.ユニットバスとの違いは?

システムバスとユニットバスに大差はありません。業界ではほぼ同じ意味として使われています。ただ、昔はお風呂とトイレが一体型となった浴室をユニットバスと呼んでいました。しかし、追い焚(だ)き機能などのシステムが多様化してきたため、差別化するためにシステムバスという言葉が使われるようになったのです。

1-1-2.在来工法との違いは?

在来工法は周囲に防水加工をほどこし、コンクリートやタイルで床や壁をつくる工法のことです。完全オーダーメードの浴室だと思ってください。浴室を自分だけのオリジナル空間に仕上げることができるでしょう。こだわりの空間をつくれるのが最大のメリットです。

1-2.システムバスのメリット・デメリット

床と壁のつなぎ目が一体化しているシステムバスは、水漏れの心配がありません。また、断熱性にも優れているため、在来工法と比べると暖かい空間が維持できるのです。さらに、施工現場で組み立てるだけの工法なので簡単な設置で済みます。よって、工期が短く、価格が安く抑えられるところもメリットでしょう。一方、デメリットとしてはこだわりが反映できないところです。在来工法と比較しても、浴室スペースが狭いとデザインの選択肢が制限されます。オプションで手すりやタイルも発注できますが、そのぶんだけお金がかかってしまうのです。

1-3.最近の傾向について

システムバス=デザインの自由度が低いというデメリットがありますが、最近はバリエーションもだいぶ増えてきました。高齢者向け、ファミリー層向けなど特徴のあるシステムバスが登場しています。たとえば、清掃性と省エネ性能を高める技術や、使いやすさを重視したシンプルなデザインなどさまざまです。従来よりも多種多様なデザインや機能が増えているのでぜひ比較してみてください。

2.システムバスの寿命・工期などについて

上手に活用するためにも、システムバスの工法・工期や費用、寿命、メーカーについてきちんと把握しておきましょう。

2-1.工法・工期について

先ほども説明しましたが、システムバスの工法は組み立て式です。別名プレハブ式とも呼ばれています。浴室に必要な床・浴槽・シャワー・天井・窓・鏡・照明などを工場で製作した後、施工現場に運び、その場で組み立てると浴室が完成する仕組みです。工期はおよそ3日~4日で済みます。

2-2.費用について

システムバスは費用を安く抑えられることも大きなメリットの1つです。たとえば、在来工法のお風呂からシステムバスに変更する際はおよそ130万円になります。システムバスの素材やオプションなどにもよりますが、システムバス本体の価格は100万円以内です。在来工法となれば、もっと高く費用がかかります。

2-3.寿命について

システムバスの寿命はおよそ15年といわれています。水まわりのものはサビやすく傷みやすいため、寿命は短い傾向があるのです。中には20年以上使い続けている家庭もありますが、15年程度で交換するケースが多いでしょう。また、システムバスでもさまざまなつくり方があります。安いものほど簡単な構成となっているため、寿命は短くなるでしょう。

2-4.メーカーについて

システムバスの構成や機能などはメーカーによって異なります。主に、TOTO・パナソニック・LIXIL(リクシル)・タカラスタンダード・トクラス(ヤマハ)・クリナップ・ノーリツ・ハウステックなどが挙げられるでしょう。中でも、TOTOから販売されている「サザナ」が人気です。サザナは床の内側にクッション層を組み込んでいる「足もとにマル」、魔法びん浴槽の「ぬくもりにマル」、エアインシャワーの「浴び心地にマル」という3つの機能がついています。

3.システムバスのリフォームについて

システムバスのリフォームをスムーズにおこなうためにも、メリット・費用・オプション工事・工事の流れなどについて詳しく把握しておきましょう。

3-1.浴室リフォームのメリット

主なメリットは掃除が簡単になる・リラックス空間がつくれる・バリアフリーの3つが挙げられます。汚れにくい素材を使用した浴室も登場しており、毎日しなければならない掃除も簡単です。毎日使うお風呂だからこそ、お手入れが楽かどうかも大切なポイントになるでしょう。また、使いやすい浴室は快適でリラックスできます。最近では、老後や親との同居を考えたたうえでバリアフリーにリフォームする家庭も増加中です。バリアフリーの種類にも、段差をなくす・手すりをつける・床をすべり止めにするなど、たくさんあります。

3-2.リフォーム費用について

浴室のリフォーム内容にもよりますが、およそ50万~150万円が目安になります。中でも、100万~150万円になる方が多いようです。一例を挙げると、冷たい床を断熱性のある床に変更する、天井にガス浴室暖房機を接地する、システムバスに取り替えるなどのリフォームは、およそ100万円になります。具体的な費用については、業者に見積もりを依頼してみてください。

3-3.そのほかオプション工事の場合

システムバスにオプションを追加する場合、どのような工事内容があるのでしょうか。一部ユニット交換・洗面所のリフォーム・追い焚(だ)き機能の追加について説明します。

3-3-1.一部ユニット交換

システムバスだけの入れ替えはリフォームの中でも簡単な方法です。規格サイズとなるため、工期は3日程度で終わります。既存のユニットバスを解体した後、新しいシステムバスを組み立てて設置する方法です。

3-3-2.洗面所のリフォーム

浴室と同時に洗面所のリフォームも可能です。同時期にリフォームをすることで工費が安くなる可能性もあります。また、浴室と洗面所は近いところにあるため、浴室を広くするために洗面所のスペースを狭くすることもできるでしょう。洗面所のリフォームは浴室の状況を踏まえながらおこなうケースが多いのです。

3-3-3.追い焚(だ)き機能追加

浴室リフォームをおこなう家庭のほとんどが追い焚(だ)き機能を追加しています。追い焚(だ)き機能はファミリー向けに大人気の機能です。追い焚(だ)き機能とはお風呂のお湯が冷めたときに再びお湯を温める機能で、新しくお湯を足す必要がありません。そのため水道代の節約ができます。追い焚(だ)き機能の追加費用は、およそ30万円です。

3-4.費用を安く抑えるコツ

理想的な浴室にリフォームすると同時に、費用も節約できたら最高ですよね。費用を安く抑えるコツはあります。それは、複数の業者から見積もりをとることです。1社だけでなく、複数の業者を比較することで最も費用が安い業者に依頼できます。また、地元に強い業者は人件費などの諸経費を抑えることができ、無駄な費用が削減できるのです。ぜひ複数の業者を比較してみてください。

3-5.工事の流れについて

浴室リフォーム工事の大まかな流れは以下のとおりです。

  1. 既存浴室解体
  2. 床コンクリート打
  3. 給排水+電気配線工事
  4. システムバス取りつけ
  5. 洗面所壁下地工事
  6. クロス工事

既存浴室解体に1日、そのほかの工事に2日~3日かかるでしょう。リフォーム内容や業者によって流れが異なるため、事前にホームページや打ち合わせなどでしっかり確認してください。

4.システムバスのリフォーム業者選びについて

イメージどおりの浴室をつくれるか否かはリフォーム業者選びにかかっています。悪徳業者に依頼しないためにも、業者選びのポイントを押さえておきましょう。

4-1.業者選びのポイント

浴室リフォームをおこなっている業者は多数存在しています。どの業者を選べばいいのか悩んだときは、以下のポイントに注目してみてください。

  • 丁寧かつスピーディーな対応か
  • 要望を聞き入れつつも的確なアドバイスをしてくれるか
  • 見積もり内容に不備がないか
  • 低コストでリフォームできるか
  • 小さなリフォームからトータルリフォームまでおこなっているか
  • 使用素材が幅広いか

4-2.チェックしておきたい項目

リフォーム業者選びのポイント以外にも、打ち合わせや無料相談などでチェックしておきたい項目があります。たとえば、見積もり内容です。業者から提示される見積もりは、優良業者と悪徳業者の見極めポイントでもあります。大ざっぱな内容の見積もりは不備だらけで悪徳業者の可能性が高いのです。一方、細かいところまで見積もりを出している業者は安心して依頼できます。また、親身になって耳を傾けてくれるかどうかも要チェックです。意見や要望を聞くだけでなく、ベストプランを提示する業者はリフォーム経験が豊富な証拠でしょう。

4-3.見積もり、無料相談について

業者選びに見積もりは必要不可欠です。ほとんどの業者のホームページから見積もりの依頼ができます。もちろん、見積もりは無料なので安心してください。また、リフォームにかんする無料相談も受けつけている業者もあるので利用しましょう。リフォーム業者の「藤ノ家」では、豊富な経験・知識を持つ住まいのプロが無料で相談いたします。

4-4.お得なセットプランについて

「藤ノ家」では、お得なセットプランをいくつかご用意しております。たとえば、浴室リフォームだと、洗面所一部壁クロス工事+給排水工事+電気工事+解体工事+システムバス取り付け工事費込みで605,000円とお得な価格です。費用を抑えたい方はぜひチェックしてみてください。

4-5.注意点

リフォームを強引にすすめてくる・飛び込みで営業訪問するなどの業者には注意してください。特に、「今ならリフォームがお得でできますよ!」という謳(うた)い文句で営業する業者は悪徳業者の可能性が非常に高いのです。失敗しないためにも慎重に業者を選ばなければなりません。

5.システムバスにかんしてよくある質問

システムバスにかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。

5-1.システムバスの規格サイズとは?

メーカーでは、1216サイズ・1616サイズ・1620サイズ・1624サイズなどの表記で記されています。それぞれの規格サイズは以下のとおりです。

  • 1216サイズ:120センチメートル×160センチメートルの0.75坪タイプ
  • 1616サイズ:160センチメートル×160センチメートルの1坪タイプ
  • 1620サイズ:160センチメートル×200センチメートルの1.25坪タイプ
  • 1624サイズ:160センチメートル×240センチメートルの1.5坪タイプ

ほとんどの方は1616サイズまたは1620サイズを選択しています。

5-2.システムバスにリフォームする際の注意点とは?

システムバスは規格品となっているため、場所に合わせてサイズを変えることができません。そのため、浴槽や手すりなどの設置場所・スペース・形状を決める必要があります。サイズが制限されているからこそ、事前の確認が大切なポイントになるでしょう。

5-3.システムバスはこんな人におすすめ

工期を短くしたい・低費用でリフォームしたい・日々のお手入れを楽にしたい方におすすめです。また、手軽に保温性を高めることができるため、温かい快適なお風呂をつくりたい方にもぴったりでしょう。

5-4.マンション用と戸建て用の違いとは?

システムバスにはマンション用と戸建て用があり、それぞれ高さが異なります。マンションは戸建てよりも制限されているため、戸建て用よりも低く抑えられているのです。メーカーのカタログを見るときは戸建て用とマンション用の高さもチェックしてください。

5-5.ハーフユニットバスって何?

手軽で安いシステムバスでデザインを楽しみたい方におすすめなのがハーフユニットバスです。ハーフユニットバスは在来工法とユニットバスの良いところを組み合わせた浴室になります。浴槽・化粧板・床などの部分は工場でつくり、照明・窓・鏡などは自分で選択できる仕組みです。

まとめ

いかがでしたか? システムバスは天井・壁・浴槽・床など浴室を構成するために必要なものを工場でつくり、施工現場で組み立てるものです。簡単に組み立てることができるので低コストでリフォームできます。現在の日本では、システムバスが主流になっているのです。システムバスにもバリアフリーにする・リラックス空間をつくる・お手入れを楽にするなど目的によって内容が異なります。まずは、どんな浴室にしたいのか具体的にイメージしてみてください。的確なアドバイスをする業者と話し合いながら、理想的な浴室にリフォームしましょう。事前に必要な知識を得ておけば、スムーズにリフォームができます。