階段をリフォームしたい。DIYではどこまでできる? 業者に依頼する工事とは?


年を取ると階段の上り下りがつらくなった。階段が急だったり滑りやすかったりして、危険を感じる。という悩みを抱えている方は意外と多いものです。階段のリフォームをしたいけれど、どのようなリフォーム方法がよいのか知りたいと思っている方も多いことでしょう。階段のリフォーム方法は豊富で、DIYでできるものもあります。
そこで、今回は階段リフォームの種類や方法などを解説しましょう。

  1. 階段リフォームの基礎知識
  2. 階段リフォームの方法
  3. 工事の流れと業者の選び方
  4. 階段リフォームのよくある質問

この記事を読めば、階段リフォームを行う適正な時期や費用の相場などもよくわかりますよ。階段リフォームを考えている方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.階段リフォームの基礎知識

はじめに、階段リフォームでできることや、リフォームのメリット等を解説します。どのようなリフォーム方法があるのでしょうか?

1-1.階段のリフォームでできることとは?

階段をリフォームすることにより、

  • 勾配をゆるやかにし、上り下りしやすくなる
  • 階段まわりの印象を変える
  • 階段下収納など、収納スペースを増やすことができる
  • 家の間取りを変えることができる

といったことができます。特に、築30年以上の古い一戸建ては勾配が急で手すりなども設置されていないため、高齢者や子どもは上り下りしにくいでしょう。また、階段に貼られている板材やカーペットが老朽化していると見た目も悪くなります。これらもリフォームすれば、改善するでしょう。

1-2.リフォームのメリット

階段をリフォームすることにより、転倒や転落などの事故を予防することができます。また、玄関を入ってすぐの場所に階段がある場合は、リフォームをすることにより家の印象を大きく変えることができるでしょう。そのほか、収納が増えるなどのメリットもあります。

1-3.リフォームをする際の注意点

建築基準法により、階段は横幅が75cm以上、一段の高さが23㎝以下、足を乗せる部分の奥行きが15cm以上と決められています。また、手すりの設置や、手すりが設置できない場合は手すり代わりとなる壁に接して作るように義務づけられているのです。ですから、どこでも好きなような形に階段のリフォームが行えるわけではないので、注意しましょう。

2.階段リフォームの方法

この項では、階段リフォームの方法について解説します。DIYでできるリフォーム範囲はどの程度なのでしょうか?

2-1.DIYでできる階段リフォーム

  • カーペットの張り替え
  • 滑り止めなどの設置
  • 足元ライトなどの設置

上記程度のリフォームは、DIYで行えます。ホームセンターなどでは、足元用の電池式ライトや必要な大きさにカットできる滑り止めシートなどが販売されていますので、利用してみましょう。手すりの設置も自分で行う方もいますが、手すりを設置する場合は、壁の中にある柱(下地)を探し出し、そこに金具を取りつけなければなりません。ある程度大工仕事に慣れていないと難しいので、無理をしないことが大切です。
また、階段にコンセント等を増やしたい場合は、電気工事士の有資格者が工事をする必要があります。素人では工事ができませんので、注意しましょう。

2-2.業者に依頼するリフォーム

業者にリフォームを依頼すれば、

  • 手すりの設置
  • 勾配の変更
  • 階段の交換
  • 踏み板の張り替え

など大がかりなリフォームも行えます。手すりの設置や踏みの張り替えなどは1日で終わることが多いのですが、大がかりなリフォームですと数日かかる場合もあるので、計画をしっかりと立てることが必要です。

2-3.簡易的なリフォームと大規模リフォームの違い

階段に敷かれている素材を交換したり、手すりを付けたりといったリフォームならば1日で終わることが一般的です。また、階段下に新しくスペースを設けたり撤去したりする場合も、2~3日あれば可能でしょう。
階段そのものを新しくする・勾配をゆるやかにする・階段の位置を変える・階段のデザインを変えるといった工事は、1週間以上かかり、しかもその間階段は使えなくなります。特に、階段の位置を変える場合は、家の間取りそのものの変更が必要になることもあるので、建て替えに近い工事が必要になることもあるでしょう。

2-4.費用相場

階段リフォームの費用相場は、10万円代~100万円以上と幅があります。手すりを付けたりカーペットを張り替えたりするような工事は数万円~10万円、階段そのものを交換したりする大規模リフォームの場合は、50万円~100万円以上が相場です。階段を個性的なデザインに変更したいという場合も費用がかかりますので、リフォーム業者とよく相談し、見積もりを作成してもらいましょう。
なお、介護のために階段をリフォームする場合は、条件によって自治体から補助金が出る場合もあります。詳しくは、自治体の福祉課などで相談してください。リフォーム業者が相談に乗ってくれる場合もあります。

3.工事の流れと業者の選び方

階段リフォームの工事は、

  • リフォームの構想を立てる
  • 業者選び
  • 見積もりを出してもらう
  • 契約
  • 工事開始

という流れになります。大がかりなリフォームほど、実績のある業者に依頼しましょう。階段リフォームを請け負っている会社は、一般的な工務店や藤ノ家のようなリフォーム専門業者があります。工務店に依頼してもよいのですが、リフォームならば専門業者のほうが実績も豊富で満足できる仕上がりをしてくれるでしょう。現在はインターネットで検索すれば、業者の評判もわかります。また、業者には全国展開している業者と地域密着型の業者がありますが、アフターケアの手厚さを考えると地域密着型の業者のほうがおすすめです。
相談や見積もりの依頼をおこなった際、丁寧な対応をしてくれた業者を選ぶと間違いないでしょう。

4.階段リフォームのよくある質問

Q.階段を使えなくなるということは、2階が使えなくなることでしょうか?
A.業者によっては仮の階段を設置してくれるところもありますので、相談してみましょう。

Q.間取りを変えず、階段の位置だけを変えることはできますか?
A.とても難しいので、基本的に不可能だと考えてください。

Q.階段の素材を変更することは可能ですか?
A.階段そのものの交換になりますので、大がかりなリフォームになるでしょう。転倒してもケガをしないようにするためには、クッションマットを敷いたりする方法もあります。

Q.階段は緩やかな勾配のほうが、上りやすいのでしょうか?
A.勾配をゆるやかにするとその分段数が増え、歩く距離も長くなるので一概に上りやすいとはいえません。業者とよく相談しましょう。

Q.賃貸住宅の場合、手すりを取りつけるのはダメですか?
A.まずは大家さんや管理会社に相談してください。許可されることもあります。

5.おわりに

いかがでしたか。今回は階段リフォームについていろいろと解説しました。階段リフォームは手軽なものから大規模なものまで、その種類は豊富です。「こんな階段にしたい」という希望がある場合は業者と相談し、どのようなリフォームをすれば可能かどうか、見積もりを出してもらいましょう。なお、階段の位置だけを変えたいというリフォームはとても難しいので、間取り変更やスケルトンリフォームなどに合わせて行うのが一般的です。賃貸住宅の場合は、手すりを設置するなどの簡易的なリフォームぐらいなら認めてくれるケースもあるので、管理会社などに相談してみてください。