収納が足りない悩みを解決! 収納を増やすリフォーム方法や費用は?

「収納が足りない」という悩みをお持ちの人は多いでしょう。家の収納スペースが足りないとものが出しっぱなしの状態になり、部屋が散らかりがちです。収納が多い家に引っ越すのも一つの手ですが、理想の家を見つけるのは簡単ではないでしょう。

そこで今、収納を増やすリフォームが注目を集めています。

この記事では、収納を増やすリフォームの方法や費用・リフォーム業者の選び方などを詳しくご紹介しましょう。

  1. 収納が足りない問題を解決する3つの方法
  2. 収納を増やすリフォームにはどんな方法があるのか?
  3. リフォームの際に押さえておくべき3つのこと
  4. リフォーム業者を選ぶポイント
  5. 収納を増やすリフォームに関するよくある質問

この記事を読むことで、収納を増やすリフォームのメリットや、業者選びの注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.収納が足りない問題を解決する3つの方法

まずは、「収納が足りない」と感じたときの解決方法にはどのようなものがあるのかをご紹介しましょう。

1-1.ものを減らす

収納スペースにものが入りきらないときは、ものを減らすことで問題を解決できます。自宅の収納スペースに入りきる量がどのくらいなのかを把握し、入りきらない分は処分しましょう。不要なものを処分すれば身の回りがすっきりして暮らしやすくなるはずです。しかし、実際には「いらないものを処分しても収納しきれない」「そもそもものを捨てられない」などの問題もあると思います。

1-2.収納家具を増やす

タンスや棚などの収納家具を増やす方法もあります。収納できるスペースは増えますが、収納家具を置くことで部屋が狭くなるというデメリットはあるでしょう。置く場所を考えて大きさや形を選ぶ必要があるため、家具選びも簡単ではありません。「収納家具を置くと動線が悪くなるので置きたくない」という人も多いはずです。

1-3.収納を増やすリフォームをする

収納を増やすためのリフォームも検討してみるとよいでしょう。家の中の空いているスペースを生かして収納を増やすことで、今までよりずっと使いやすい家になるはずです。新たに収納できる家具を増やすわけではないため、部屋が狭くなったり動線が悪くなったりする心配もありません。欲しい場所に収納スペースを増やすことができます。

2.収納を増やすリフォームにはどんな方法があるのか?

収納を増やすリフォームについて、具体的な方法や費用のことをまとめました。

2-1.玄関の収納を増やす

靴や傘・子供のスポーツ用品など、何かとものが増えがちな玄関の収納スペースを増やすリフォームです。家族の人数が多いと「靴箱に靴が入りきらない」ということもあるでしょう。天井から床まである収納や、カウンターと吊(つ)り戸棚がセットになっている収納を取り付ける方法などがあります。壁面収納を取り付けるリフォームの費用相場は20万~34万円前後です。

2-2.キッチンに床下収納を作る

「ごちゃごちゃしがちなキッチンに収納を増やしたい」という人も多いでしょう。床下収納があれば調味料のストックや野菜などを入れておくことができます。フタを取りはずすタイプや扉のようになっているタイプなどがあるため、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。もともと床下に空間がある場合は10万~15万円程度でリフォームが可能です。

2-3.部屋や納戸をウォークインクローゼットにする

使っていない部屋や納戸をウォークインクローゼットにする方法もあります。パイプハンガーや棚などを取り付ければ洋服や小物なども収納できるため、整理しやすくなるでしょう。ある程度の収納量と使いやすさを考え、1.2坪のスペースは確保すべきです。一つの部屋をウォークインクローゼットにリフォームする際の費用相場は35万~49万円前後になります。

2-4.クローゼットを新設する

ハリや柱の出っ張りを利用してクローゼットを新設するリフォームもおすすめです。壁面が平らになるので今までよりすっきりした部屋になるでしょう。費用はクローゼットの大きさによりますが、40万~80万円前後が相場です。

3.リフォームの際に押さえておくべき3つのこと

収納を増やすリフォームをするにあたって、押さえておくべきポイントをご紹介しましょう。

3-1.容量に余裕を持たせる

収納増やすリフォームをする際、できるだけムダな空間を作らないように、必要な容量だけでスペースを作ろうとする人は多いでしょう。しかし、何年も暮らしていくうちにものは増えていきます。いずれ収納スペースが足りなくなり、ものをぎゅうぎゅうに詰め込まなければならなくなる可能性があるでしょう。そのようなことにならないために、最初からある程度余裕のある収納スペースにするのがおすすめです。

3-2.収納扉の選び方に注意

リフォームをして収納を増やした場合、収納扉の選び方を間違えて失敗してしまった例が多くなっています。「寝室に開き戸の収納を増やしたところ、ベッドが置けなくなってしまった」「キッチンの収納を観音扉にしたら通行の邪魔になった」などです。実際にリフォームをしてから気づいて後悔しては遅いので、十分検討してから扉を選ぶことをおすすめします。

3-3.マンションの場合は管理規約を確認する

マンションにお住まいで収納を増やすリフォームを検討している場合は、管理規約を確認することを忘れないでください。共有部の構造体に影響を及ぼすリフォームは認められない場合もあります。また、管理組合へのリフォーム申請が必要かどうかも確認しておきましょう。

4.リフォーム業者を選ぶポイント

リフォーム業者選びのポイントや注意点をまとめました。

4-1.信頼できる業者を選ぶためのチェックポイント

安心してリフォームを任せられる業者を選ぶためには、いくつかチェックしたいポイントがあります。以下を参考にするとよいでしょう。

  • 収納を増やすリフォームの実績が豊富か
  • 予算や住居の状況に合わせて適切な提案をしてくれるか
  • 見積書に詳細が記載されているか
  • アフターフォローの内容は充実しているか
  • 担当者との相性はよいか

4-2.数社を比較することも大切

同じ内容のリフォームでも業者によって費用は異なります。そのため、大まかな相場を事前に把握しておいたほうが安心でしょう。複数の業者に無料見積もりを依頼し、その内容を比較してみてください。合計金額だけでなく、見積書の見やすさや対応したスタッフの態度などもチェックすることをおすすめします。

4-3.利用しないほうがよい業者の特徴は?

リフォームの失敗を防ぐためにも、悪質な営業をしているリフォーム業者は利用しないようにしましょう。特に、突然訪問してきて強引にリフォームをすすめる業者や、契約を急(せ)かす業者は注意が必要です。「今契約すれば大幅に値引きします」というような誘い文句には乗らないようにしてください。

5.収納を増やすリフォームに関するよくある質問

「収納を増やすリフォームを依頼したい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.押し入れをクローゼットにリフォームするには、どのくらい費用がかかりますか?
A.押し入れの状態や広さにもよりますが、11万~20万円前後が相場です。

Q.収納スペースを増設できる場所にはどのようなものがありますか?
A.棚や家具の上部がデッドスペースになっている場合は活用するとよいでしょう。ほかにも、壁面や床下・屋根裏・使っていない部屋などを検討してみることをおすすめします。

Q.ウォークインクローゼットのメリットを教えてください。
A.大きなものも収納できる・衣替えの必要がない・中で着替えもできるなどがメリットでしょう。

Q.DIYでも収納を増やすことは可能ですか?
A.吊(つ)り戸棚や壁面収納用の棚を取り付ける程度であれば、自分でもできます。

Q.増設する収納場所を選ぶポイントは何でしょうか?
A.使う場所の近くに収納できるようにすること・動線が悪くならないようにすることなどを重視するのがおすすめです。

まとめ

収納を増やすリフォームの方法や費用・リフォームを依頼する際のポイントなどを詳しくご紹介しました。収納を増やすためのリフォームをすることで収納が足りないという悩みを解決できます。リフォームの方法にはさまざまなものがあるため、自分の家で可能なリフォームを考えてみるとよいでしょう。

え?リフォームでここまで出来るの!?