キッチンで水漏れが起きる原因は? 修理する方法などを詳しくご紹介

キッチンや台所では、まれに水漏れが起きることがあります。水漏れを放置すると、被害が拡大する恐れがあるので注意が必要です。そのため、キッチンで水漏れが起きた際は、早期に対処することが求められます。

とはいえ、水漏れはなぜ起きるのか、どんな方法で修理すればいいのかなど、分からないことも多くあるでしょう。水漏れした場合の修理方法や修理する際のポイントなどを知っておくと安心です。

そこで、本記事では、キッチンで水漏れが起きる原因や修理業者の選び方などをご紹介します。

  1. キッチンで水漏れが起きる原因
  2. キッチンの水漏れを修理する方法
  3. 水漏れ修理の際に押さえておくべきポイント
  4. 修理業者の選び方
  5. キッチンの水漏れでよくある質問

キッチンの水漏れは、シンクの蛇口など見えるところだけでなく、流し台の下から起きるケースもあるのです。水漏れの原因を知ることで、異常を察知したら素早く修理などの対応ができるようになります。

1.キッチンで水漏れが起きる原因

キッチンでの水漏れは、何が原因で起きるのでしょうか?

1-1.パッキンの劣化

キッチンの水漏れは、パッキンの劣化が原因で起きる場合があります。排水トラップ・排水パイプ・蛇口にはゴム製のパッキンが取り付けられており、経年劣化によって緩みが生じるのです。パッキンの寿命は、10〜15年程度とされています。寿命を迎える前に、できるだけ早く交換しておくと安心です。

1-2.排水ホースの不具合

排水ホースに不具合がある場合、水漏れが起きる可能性があります。排水ホースの劣化による亀裂や、ナットの緩みなどが原因です。ナットの緩みであれば、パッキンの寿命との関連が考えられるでしょう。また、排水ホースに亀裂などが生じている場合は、新しいホースに交換するか、補修テープなどで保護しておくと安心です。

1-3.排水管のつまり

排水管がつまると、水漏れが起きる恐れがあります。排水管の掃除をこまめに行うだけでも、水漏れの予防につながるでしょう。つまりが解消できない場合、排水管のナットを緩め、取り外してお手入れをしてみてください。自分で行うのが難しい場合は、業者に依頼する方法をおすすめします。

1-4.給水管などの不具合

給水管などに不具合がある場合、水漏れが起きる可能性があります。給水管は、流し台の下にある管です。主に、給水管に取り付けられている止水栓のトラブルが原因とされています。止水栓を閉めても水漏れが続く場合は、できるだけ早く業者に修理を依頼しましょう。

2.キッチンの水漏れを修理する方法

キッチンの水漏れは、どのように対処すればいいのでしょうか? 修理方法について解説します。

2-1.パッキンの交換

劣化したパッキンは、ナットを緩めて取り外し、新しいパッキンに交換しましょう。パッキンは、ホームセンターなどで購入できます。適合するサイズを確かめてから購入してください。パッキンの劣化が原因による水漏れであれば、交換するだけで水漏れが解消するでしょう。

2-2.配管のつまりを解消する

つまりが原因で水漏れが生じている場合は、配管のつまりを解消することが大切です。市販の配管クリーナーを使い、つまりを解消する方法があります。市販のものでつまりが解消できない場合は、高圧洗浄機を使い、配管の中をきれいにする方法がおすすめです。しかし、高圧洗浄機によるつまり解消は、微調整をしながら行うため、難易度が高い作業となります。自分でできない場合は、プロの業者へ依頼しましょう。

2-3.バルブカートリッジの交換

蛇口からの水漏れであれば、バルブカートリッジの交換で解消する場合があります。主に、シングルレバー混合水栓で起きる現象です。バルブカートリッジはメーカーごとに適合する種類が異なるため、必ずメーカーの確認をしてから購入しましょう。ただし、バルブカートリッジの交換は自分では難しい場合があります。無理に自分でやろうとせず、業者へ依頼する方法も考えてみてください。

3.水漏れ修理の際に押さえておくべきポイント

水漏れ修理の際は、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか? 注意点や押さえておくべきポイントをご紹介します。

3-1.水漏れ箇所を特定すること

修理を行う際は、最初に水漏れ箇所を特定することが大切です。水漏れ箇所を見つけ、何が原因で水漏れが起きているのかを明確にすることで、適切な修理方法を探ることができます。

3-2.別の被害が起きていないか確かめる

キッチンの水漏れは、修理するだけでは不十分な場合があります。水漏れから生じる別の被害が起きていないか確かめることが大切です。水漏れによるカビや腐食などの発生がある場合は、水漏れの修理と併せ、湿気やカビ取りを施すなど、状況に応じて適切に対処しなければなりません。

3-3.自分でできる範囲なのかを見極めることが大切

水漏れの修理をする際は、自分でできる範囲なのか見極めることが大切です。難易度が高い修理を自分で行ってしまうと、適切に修理ができず、水漏れが悪化してしまう場合があります。難しいと判断できる場合は、無理せずプロの業者へ依頼しましょう。

4.修理業者の選び方

水漏れの修理を依頼する業者は、どのように選べばいいのでしょうか? 業者の選び方をご紹介します。

4-1.水漏れの修理実績が豊富

キッチンの水漏れは、原因を究明して適切な修理を施すことが求められます。そのため、業者選びをする際は、水漏れの修理実績が豊富で、熟練した技術を持っていることを確かめましょう。

4-2.迅速に対応してくれる

水漏れを見つけたら、できるだけ早く対処することが大切です。迅速に対応してくれる業者であれば、安心して依頼することができるでしょう。依頼してから訪問まで時間がかかるなど、行動力に欠ける業者などは、いざというときの対応も遅くなることが懸念されるため、避けたほうが安心です。

4-3.費用が明確であること

業者選びをする際は、必ず複数の業者を比較してください。見積もりを出してもらい、費用が明確な業者に依頼しましょう。ただし、費用の安さだけで業者を選ばず、サービス内容やアフターフォローの体制などが充実している業者を見つけてください。

5.キッチンの水漏れでよくある質問

キッチンの水漏れに関する質問を集めました。

Q.水漏れの修理を行う際、ナットやボルトを緩めることができない場合はどうすべきか?
A.ナットやボルトは、サビによって動かない場合があります。潤滑油を使う・モンキーレンチで固定してハンマーで叩(たた)いて回すなどの方法を取り入れてみましょう。しかし、経年劣化でナットやボルトがもろくなっている場合があるため、自分で行うと損傷する恐れがあります。劣化が明らかな場合は、業者へ依頼したほうが安心です。

Q.賃貸物件で水漏れが起きた場合はどうすべきか?
A.まず、管理会社や貸し主に連絡しましょう。賃貸の場合、設備の不具合を借り主の判断で修理してしまうと、原状回復などでトラブルになる可能性があります。管理会社や貸し主経由で業者を手配してもらいましょう。

Q.パッキンの交換だけで済む場合、費用はどのくらい?
A.自分で交換できるなら、パッキンの代金だけで済みます。パッキンの種類によって費用は変わりますが、300円前後が目安です。業者へ依頼する場合、パッキンの代金に加え、出張費用や作業代金が加算されます。

Q.シンクのわずかな亀裂から水漏れがある場合はどうすべきか?
A.シンクの亀裂をコーキング材などで埋める方法があります。ただし、コーキング材は目立つため、見えない部分に使う場合に限定されるでしょう。大きな亀裂がある場合は、シンクの交換をおすすめします。

Q.業者に排水管のつまりを解消してもらう場合、費用はいくらかかるのか?
A.つまりの状態によって異なります。軽度のつまりであれば、8,000円程度で済むでしょう。重度のつまりになると、異物除去や高度な器具によるつまり解消などを要するため、2万円前後の費用になる場合があります。業者に依頼する際は、見積もりを出してもらいましょう。

まとめ

キッチンや台所は、水漏れが起きる場合があります。水漏れが起きる原因は、パッキンの劣化・排水ホースの不具合・排水管のつまりなどです。きちんと原因を究明し、適切に対処しなければなりません。自分で修理することもできますが、高度な修理を要する場合は、無理せず業者へ依頼してください。水漏れの修理実績が豊富で、迅速に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。

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