家のことで迷っている方、必見! リフォームor建て替えの判断基準

家族構成の変化・家の劣化に伴いリフォームを検討する人もいるでしょう。しかし、家の状態によってはいっそのこと建て替えたい人もいるはず。
ですが、素人にはリフォームと建て替えを判断するのは難しいかと思います。そこで、今回はリフォームと建て替えを判断するポイントについて紹介しましょう。
この記事では、リフォームと建て替えの判断基準についてまとめました。

目次

  1. リフォームor建て替えかの判断基準
  2. リフォームの相場とは
  3. 業者に依頼するときに注意したいこと
  4. まとめ

1.リフォームor建て替えかの判断基準

自分の家をリフォーム・建て替えするときは非常に悩むかと思います。この項目では、リフォームと建て替えの判断基準について紹介しましょう。

1-1.家の状態を把握する

リフォームと建て替えを判断するとき、よく築年数を判断基準にする人がいます。しかし、築年数だけで判断するのは危険。その理由は、家によって劣化状況が違うからです。
家は強度や土台、柱など家によって劣化具合が変わります。また、立地条件や自然災害による被害によって傷み具合も変わるのです。さらに、メンテナンスの有無によって家の状態は違ってきます。
まずは、リフォーム業者などに家の状態を調査してもらいましょう。その後、調査結果からリフォームか建て替えかを選択してください。
また、法的に建て替え可能か調査してもらいましょう。土地によっては法律的に建て替えができません。

1-2.各メリット・デメリットを確認する

自分の家についてわかったらリフォームと建て替えのメリット・デメリットを確認しておきます。
リフォームのメリットは、使える部分はそのままにして修繕したい部分だけ直すところです。そのため、建て替えに比べて大幅にコスト削減ができます。
しかし、大がかりな間取り変更・設備投資をすると費用が大きくなるのを知っておきましょう。間取りなどを変更するとほとんど建て替えと変わらないことがあります。
建て替えのメリットとしては、設計プランの自由度。また、家が古いなら耐震や断熱、防音など最新機能を備えた家にできます。
しかし、建て替えだと使える部分も改修するため費用が掛かるのがデメリット。また、工事中の仮住まいや引っ越し代が発生するため諸費用を含めると総工事費は膨らむと思いましょう。

1-3.家に住む人の今後を考える

リフォームと建て替えを考えたとき、その家に住む人の今後を考えます。
子育て・独立・結婚・老後・同居・別居と家に住む人はライフステージによってさまざま。介護のための設備や子ども部屋が必要かどうかなど考えましょう。

  • 30年以上住む…建て替え
  • 20年以上はその家で住む…大規模なリフォーム
  • 10年ぐらい住む…小規模なリフォーム

人間は、だいたい10年の間隔でライフステージに変化が起こります。そのため、住む期間から子どもの成長や老後を考えてリフォーム・建て替えを検討しましょう。

1-4.必要な設備と使える部分を洗い出して見積もりを立てる

  • 家の状態。
  • 誰がどれぐらい住むのか。

以上のことを考えた後、家に必要な設備を考えます。子ども部屋・介護設備などほしい機能や部屋を考えましょう。
その後、家の中でまだ使える部分を確認します。修繕する箇所の規模・数でリフォーム・建て替えの判断しましょう。
さらに、必要な設備だけでどれぐらいの費用になるか見積もりを立てます。
見積もりを考えるときは、諸費用も計算しましょう。建て替えになる場合は引っ越し代や仮住まい代が掛かります。
また、耐震や断熱性機能も導入する設備によって費用が変動するもの。しっかりとリフォーム業者と打ち合わせをしましょう。

2.リフォームの相場とは

リフォームと建て替えにおける判断基準について紹介しました。では、実際にリフォームにはどれぐらいの費用が掛かるのか知っておきましょう。

2-1.窓

窓はリフォームの中で最も手軽なリフォームのひとつ。断熱窓にする場合は7~12万円の間でリフォームできます。
しかし、標準のサイズではなくて加工する必要があればその分費用は増えるのを知っておきましょう。

2-2.床

床がきしんだり底冷えしたりするときに効果的なリフォームです。
床のリフォーム方法としては床板すべて換える方法と床下に断熱材・耐震補強をする方法があります。築年数が長い場合は床板から替えるほうがおすすめ。
床板を貼り替える場合は12畳で3~6万円、断熱材を施工する場合は7~12万円ほど掛かります。

2-3.壁

リフォームの中でも費用が掛かる壁。基本的には壁の解体・補修・下地作り・仕上げ剤の施工などの行程が必要です。1㎡あたり一万~一万五千円ほど掛かります。
また、壁は一部分だけ改修しても意味がありません。一戸建ての壁をリフォームすると180~300万円ほど掛かると思っておきましょう。

3.業者に依頼するときに注意したいこと

リフォームは人生の中で頻繁にすることではありません。しかし、何の知識もなしにリフォーム依頼をするのは危険です。
そこで、リフォームを行うとき業者へ確認しておきたいことを知っておきましょう。

3-1.契約前に細かい内容を確認する

実際に契約するときは、以下の情報はしっかり確認します。

  • 工事内容を把握する。
  • 設計図書・見積書・契約書などの書類はしっかり確認する。
  • 不安な場合は、専門家などに相談する。
  • 施工部分をはっきりする。

施工部分は自分でも確認しておかないと不要なリフォームをすることになるので注意しましょう。
また、悪徳業者はいらない部分に対しても不安をあおってリフォームをすすめてきます。いらない部分に対してはしっかりと断りましょう。

3-2.実績を確認する

各リフォーム会社には専門としている施工内容があります。壁・床・介護設備など得意分野はさまざまです。そのため、依頼する前には各リフォーム会社の実績を見ておきましょう。
実績は事務所などで直接見ることができます。また、ホームページなどでどのような施工をしてきたのか載せている場合もあるので確認しましょう。
さらに、ホームページなどで「お客様の声」を載せてあれば確認します。実際の施工例に対する意見が見ることができるので参考にしましょう。

3-3.見積もりをしっかり取る

リフォームを依頼するときは、しっかりと見積もりを取れる業者に依頼します。
見積もりは、依頼者に費用の確認をする大事な書類。しかし、金額提示だけでなく業者の作業内容の確認と必要な資材を提示することにつながります。その作業ができない場合は、きちんとした施工をしていない証拠です。
見積もりはしっかりと取ってもらい自分も確認しましょう。

4.まとめ

いかがでしたか?
この記事では、リフォームと建て替えの判断基準について紹介しました。さいごに、判断するときの大事なポイントについてまとめておきましょう。

  • まずは家の状態を確認する。
  • 家に住む人の年数を考える。
  • まだ使える部分と必要な設備などを把握する。
  • 見積もりをしっかりと取ってみる。
  • 各リフォーム業者によって得意分野が違う。

家は、大事な資産のひとつ。その資産を失わないためにもリフォームと建て替えは慎重に考えましょう。

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