壁紙リフォームの流れや注意点を紹介! 壁紙選びのポイントも!

「壁紙リフォームをしたいがどこに依頼すればよいのか?」「どんな壁紙を選べばよいのか分からない」とお悩みではありませんか? 部屋の壁紙をリフォームすると雰囲気が大きく変わるだけでなく、今までなかった機能性もプラスできます。満足のいく壁紙リフォームができるように、壁紙選びのポイントやリフォームの大まかな流れなどを知っておくとよいでしょう。

この記事では、壁紙リフォームの前に確認すべきことや業者選びの注意点もまとめてご紹介します。

  1. 壁紙リフォームをする前の確認事項
  2. 壁紙を選ぶ際のポイント3つ
  3. 壁紙リフォームの流れを解説
  4. リフォーム業者を選ぶ際の注意点
  5. 壁紙のリフォームに関するよくある質問

この記事を読むことで、壁紙を選ぶ際に重視すべきことや、失敗しない業者の選び方などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.壁紙リフォームをする前の確認事項

まずは、壁紙リフォームを依頼する前に確認すべきことをまとめました。

1-1.なぜリフォームするのかを考える

なぜ壁紙のリフォームを検討しているのか、その理由や目的を考えてみましょう。リフォームを検討する理由は、大きく分けて2つあります。1つは、リフォームしなければならない症状が出てきてしまったこと、もう1つは、「部屋の雰囲気を変えたい」と思ったことです。リフォームを検討すべき症状には、以下のようなものがあります。

  • 汚れが目立ってきた
  • 変色が気になるようになってきた
  • 表面にしわが出てきた
  • ひび割れや穴開きの症状が出てきた
  • 防水や消臭などの機能が低下した

リフォームの目的によって、次に選ぶ壁紙をどのようなものにすべきかの判断基準が変わってくるはずです。最近の壁紙は機能性に優れたものが次々に登場しているため、今までの壁紙に感じていた問題点を整理し、問題を解決できるような壁紙を選びましょう。また、「部屋の雰囲気に合わない」という理由で壁紙リフォームを検討している場合は、インテリアとの統一性を考えた壁紙を選ぶべきです。

1-2.費用相場を把握しておく

壁紙のリフォームにかかる費用相場を確認しておきましょう。壁紙のリフォーム工事には、壁紙代のほかに、養生費や下地処理費・廃材処理費などがかかります。壁紙のグレードや施工面積によって合計金額が大きく変わるため、必ず事前に確認しておきましょう。一番よいのは、複数の業者に無料見積もりを依頼して比較することです。そうすることで大まかな費用相場が把握できるため、依頼した業者に提示された金額が安いのか高いのかが分かるようになります。

1-3.ほかにリフォームすべき箇所はないか

リフォームして壁紙がきれいになると、窓枠などの老朽化や汚れが目立つようになる可能性が高いです。そうなったときまたリフォームをするとなると、人件費や養生費などがもう1回かかってしまうことになり、もったいなく感じます。こうした費用を節約するためには、気になる部分をまとめてリフォームしてしまうのがおすすめです。この機会に、壁紙以外にリフォームしたい箇所はないか考えてみてください。

1-4.分譲マンションの場合は管理規約を確認する

分譲マンションにお住まいの場合は、壁紙リフォームをする前に管理規約を確認しておく必要があります。その内容によっては、リフォーム前に管理組合への届け出が必要な場合もあるため、必ずチェックしてください。また、使用する壁紙についても「準不燃以上の性能でなければならない」などのルールが決められている可能性があります。

2.壁紙を選ぶ際のポイント3つ

新しい壁紙を選ぶ際に重視すべきポイントをまとめました。

2-1.デザインで選ぶ

今までの壁紙に対して「好みのデザインじゃない」「インテリアの雰囲気と合わない」というような不満を持っていた場合は、壁紙を選ぶ際にデザインを重視しましょう。おすすめは、どんなタイプの家具にも調和しやすい、シンプルなデザインの壁紙です。派手なデザインの壁紙を選んでしまうと家具と調和をとるのが難しくなり、落ち着きのない雰囲気の部屋になってしまう可能性があります。また、床の色や窓枠の色とのバランスも考えた上で、マッチしやすい柄や色の壁紙を選ぶようにしましょう。リビングの場合、壁紙の人気色はやはり白ですが、日当たりの良しあしに合わせてベージュやアイボリーを選ぶ人も多くなっています。インテリアスタイルに合わせて木目調やレンガ調の壁紙にするのもよいでしょう。

2-2.機能性で選ぶ

機能性を重視して壁紙を選ぶ人も多いです。特に人気なのが、消臭機能や防汚機能を持った壁紙で、掃除が簡単で手入れの頻度が少なくて済むというメリットがあります。タバコを吸う家族がいる場合や、汚れやすい場所の壁紙には、このような機能が付いたものを選ぶと安心です。また、小さな子どもがいる家庭やペットを飼っている家庭の場合は、防音機能や傷に強い機能を持つ壁紙も人気を集めています。そのほかにも、カビや結露の発生を抑える調湿タイプの壁紙や、ウイルスやアレルギー物質の増殖や働きを抑える効果がある壁紙などもチェックしてみるとよいでしょう。

2-3.材質で選ぶ

壁紙の材質にはさまざまなものがあり、手入れのしやすさや見た目の雰囲気がそれぞれ異なります。住宅に使われることが多いのは、ビニールクロス素材の壁紙です。価格が安いこと・汚れたら水拭きできることなどのメリットがあります。そのほかにも、高級感と重厚感がある織物クロス、独特の風合いが魅力の紙クロス、環境に優しいオレフィンクロスなどが人気です。

3.壁紙リフォームの流れを解説

壁紙のリフォームを業者に依頼した場合の流れをご紹介しましょう。

3-1.家具などを移動して養生する

まず、作業をおこないやすくするために家具などを移動し、リフォームしない部分に傷などが付かないように養生します。家具は事前に移動しておくよう業者からいわれていることが多いですが、自分で移動するのが難しい場合は相談してみるとよいでしょう。

3-2.古い壁紙を剝がす

既存の壁紙を細いカッターでめくりながら剝がしていきます。完全に剝がれず裏紙が残ってしまう部分もありますが、非常に薄いのでそのまま新しい壁紙を貼るのが一般的です。コンセントやガス栓・照明・スイッチなどの取り外しもこの段階でおこないます。

3-3.下地を補修する

古い壁紙を剝がした後の状態を見て、必要であれば下地を補修します。へこみや隙間がある部分はパテで平らに仕上げてから乾燥させるという流れです。過去に何度か壁紙の張り替えをしている場合は前の壁紙が残っていることも多いため、透けて見えないように厚めの壁紙を選ぶことをおすすめします。

3-4.新しい壁紙を貼っていく

新しい壁紙に専用の機械でのりを付けていきます。この機械を使うと、均等にのり付けすることが可能です。下地のパテが乾燥したら、のり付けした壁紙を貼っていきます。壁紙と壁の間に空気が入らないよう密着させながら貼る必要があるため、高度な技術が必要です。

3-5.片付けをして完了

最後に、仕上がりの状態に問題がないかをチェックし、施主と一緒に最終確認をおこないます。養生を外して家具を元に戻し、完了です。

4.リフォーム業者を選ぶ際の注意点

リフォーム業者を選ぶにあたって、いくつか知っておくべき注意点があります。

4-1.突然訪問してくる業者は利用しない

アポなしで突然訪問してくるのは、悪徳業者に多い手口です。外壁や屋根の様子を見て「古い家なのでリビングもリフォームしないと危険」というように、不安をあおって契約させるのが狙いなので注意してください。このような業者は、一人暮らしの高齢者が住んでいる家などをターゲットにすることが多くなっています。しつこく玄関先に居座られるケースもあるため、きっぱりと断るようにしましょう。

4-2.「モニター価格」という言葉が出たら要注意

「今ならモニター価格で安く工事ができる」という言葉は信用しないでください。その場で契約をとるための手口で、実際には相場より高額な料金を支払わされるケースがほとんどです。基本的に、「モニター価格」という言葉を出してくる業者は悪徳業者と判断したほうがよいでしょう。だまされないためにも、リフォームの費用相場を把握しておくことをおすすめします。

4-3.見積書の内容が不明確な業者は危険

業者が出してきた無料見積もりの内容はすみずみまでチェックしてください。「工事一式」というように金額をひとまとめで記載している業者は要注意です。何にいくらかかるのかを明確にせず、高額な追加料金を請求してくる悪徳業者も少なくありません。

5.壁紙のリフォームに関するよくある質問

「壁紙をリフォームしたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.壁紙の張り替えはDIYでもできますか?
A.アクセントクロスのように一部分だけの張り替えなら自分でもできる可能性がありますが、広範囲の張り替えは失敗する恐れがあるのでおすすめできません。失敗すると結局は業者に依頼することになるため、余分なお金がかかってしまいます。

Q.リビングの壁紙リフォームには何日くらいかかるのでしょうか?
A.リビングの広さにもよりますが、3日~1週間程度が一般的です。

Q.寝室の壁紙は何色がおすすめでしょうか?
A.落ち着いた雰囲気の青やグレー・緊張感を和らげる緑・安心感を与える茶色などがおすすめです。

Q.壁紙はサンプルを見て選んだほうがよいでしょうか?
A.はい。実際に見たり触ったりしたほうがイメージが湧きやすいため、カタログや雑誌などではなくサンプルで選ぶことをおすすめします。

Q.リフォーム工事の契約をしてしまった業者が悪徳業者であることが分かりました。どうすればよいですか?
A.契約書面を受け取ってから8日以内であればクーリングオフが可能なので、国民生活センターに問い合わせて詳しく聞いてみるとよいでしょう。

まとめ

壁紙リフォームをするにあたって、事前に確認すべきことや壁紙の選び方などを詳しくご紹介しました。壁紙は部屋の雰囲気を大きく変える重要なものなので、リフォームする際は失敗なく進めていきたいものです。ぜひこの記事を参考に、満足のいく壁紙リフォームをしてください。

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