フローリングが滑る場合はどうすべきか? 原因や滑り止め対策を紹介
「靴下を履いて歩くと、ヒヤッとすることがある…」
「走り回る子どもが、いつか転んでケガをしないか心配…」
「高齢の親が、家の中で滑ってしまったら…」
毎日歩くご自宅のフローリング。その「滑りやすさ」が、ご家族の思わぬケガに繋がる危険なワナになっているかもしれません。
特に、小さなお子様やご高齢の方、室内でペットを飼われているご家庭にとって、床の安全性は非常に重要な問題です。ワックスがけやマットを敷くなどの対策も有効ですが、それだけでは根本的な解決にならないケースも少なくありません。
この記事では、静岡市で多くのリフォームを手掛けてきた藤ノ家が、フローリングが滑る原因から、ご家庭でできる応急処置、そして家族の安全を第一に考えた根本的なリフォーム方法まで、詳しく解説します。
- フローリングの「滑り」が引き起こす3つの危険
- なぜ滑る?考えられる5つの原因
- 【応急処置編】まず自分でできる滑り止め対策とその限界
- 【根本解決編】家族の安全を守る「滑りにくい床」へのリフォーム
- 【静岡市・施工事例】滑りやすい床のリフォームで安心な暮らしへ
1.フローリングの「滑り」が引き起こす3つの危険
「ちょっと滑りやすいだけ」と軽く考えていると、取り返しのつかない事態を招くことがあります。
1. 転倒による大きなケガ
家の中での転倒事故は、高齢者の場合、骨折から寝たきりに繋がるケースも少なくありません。また、お子様が転んだ際に頭を打ったり、家具の角にぶつけたりする危険も常に潜んでいます。
2. 関節や腰への慢性的なダメージ
人間もペットも、滑る床の上では無意識に足腰に力が入り、踏ん張って歩いています。この日々の小さな負担が積み重なり、関節痛や椎間板ヘルニアなど、慢性的な不調の原因になることが指摘されています。
3. ペットの足腰の病気
肉球でうまくブレーキがかけられないペットにとって、滑るフローリングはスケートリンクのようなもの。脱臼や骨折、ヘルニアなどのリスクが非常に高く、ペットの健康寿命を縮める一因となります。
2.なぜ滑る?考えられる5つの原因
ご自宅の床が滑りやすい原因を特定することが、対策の第一歩です。
- ワックスの劣化・剥がれ: 滑り止め効果のあるワックスが古くなると、床の保護機能が失われ、ツルツルした木材の表面が露出し滑りやすくなります。
- 油汚れ・皮脂汚れ: キッチンの油はねや、素足で歩くことによる皮脂汚れが床に付着すると、薄い油膜となって滑りの原因になります。
- 湿度: 梅雨の時期など、室内の湿度が高いと床の表面に湿気がたまり、滑りやすくなります。逆に、冬場の過度な乾燥も静電気を帯びやすくし、滑りを助長することがあります。
- シリコン成分の付着: 窓サッシの滑りを良くするシリコンスプレーなどが、気づかないうちに床に飛散し、強力な滑りの原因になっているケースもあります。
- フローリング自体の経年劣化: 長年歩行による摩擦でフローリングの表面が摩耗し、平滑になってしまうと、新品の頃より滑りやすくなります。
3.【応急処置編】まず自分でできる滑り止め対策とその限界
専門家に相談する前に、まずはご家庭でできる対策を試してみましょう。ただし、これらはあくまで一時的な対策であり、限界があることも理解しておくことが大切です。
ワックスがけ
滑り止め効果の高いワックスを塗り直すのが基本です。ただし、古いワックスをしっかり剥がしてから塗らないと効果が半減します。また、数ヶ月〜1年ごとの定期的なメンテナンスが必要になります。
マットやラグを敷く
特に危険な場所に部分的に敷くことで、転倒時の衝撃を和らげる効果もあります。
- メリット: 手軽で安価に始められる。
- デメリット: マットの段差につまずく新たな危険が生まれる。掃除がしにくい。ダニやホコリの温床になりやすい。
こまめな掃除
油汚れや皮脂汚れが原因の場合は、床用のクリーナーで定期的に拭き掃除をすることが有効です。特にキッチン周りは、調理後にすぐ拭く習慣をつけましょう。
4.【根本解決編】家族の安全を守る「滑りにくい床」へのリフォーム
ワックスがけの手間や、マットによるつまずきリスクから解放され、本当の意味で家族の安全を確保したいなら、「滑りにくい床材」へのリフォームが最も確実な解決策です。
リフォームのメリット
- 永続的な安全性: 毎日のヒヤリハットから解放され、永続的な安心感を手に入れられます。
- メンテナンスの軽減: 面倒なワックスがけの頻度を大幅に減らせます。
- 機能性の向上: 防音性、クッション性、断熱性など、滑り止め以外の機能も向上させることができます。
滑りにくい床材の代表例
- ペット対応フローリング: 表面に特殊なコーティングが施され、ペットの爪でも滑りにくく、傷や汚れにも強い床材。
- クッションフロア: クッション性が高く、転倒時の衝撃を吸収してくれるため、高齢者やお子様がいる部屋に最適。水にも強く、トイレや洗面所にも使われます。
- コルクタイル: 適度な弾力性とグリップ力があり、素足でも滑りにくく暖かいのが特徴。防音性にも優れています。
- 滑り止め加工フローリング: 見た目は天然木と変わらず、表面に滑りにくい加工が施されたフローリング。デザイン性を損なわずに安全性を高めたい方におすすめです。
5.【静岡市・施工事例】滑りやすい床のリフォームで安心な暮らしへ
ここで、藤ノ家が手掛けた静岡市内のリフォーム事例をご紹介します。
【静岡市駿河区 O様邸】
お悩み: ご高齢のお母様が、ツルツルした廊下で滑って転倒しかけた。愛犬のトイプードルもよく足を滑らせていた。
ご提案: 廊下とリビングの床を、クッション性が高く、ペットの歩行にも配慮した防滑タイプのクッションフロアに張り替え。
お客様の声: 「以前はスリッパが必須でしたが、今は素足でも安心して歩けます。床が柔らかくなったので、冬場もヒヤッとせず快適です。何より、母が家の中を安心して歩けるようになったのが一番嬉しいです」
まとめ
ご家庭での滑り止め対策は、危険を減らすための大切な第一歩です。しかし、ご家族の安全を長きにわたって守るためには、床材そのものを見直すことが最も効果的です。
「うちの床はリフォームした方がいいのかな?」
「滑りにくい床材にはどんな種類があるの?」
「費用はどれくらいかかるんだろう?」
そんな疑問や不安をお持ちでしたら、ぜひ一度、私たち藤ノ家にご相談ください。
お客様のご家族構成やライフスタイル、ご予算を丁寧にお伺いし、最適な床材をご提案する無料相談を実施しています。
しつこい営業は一切いたしません。ご家族が毎日安心して過ごせる住まいづくりのために、まずはお話をお聞かせください。