トイレリフォームの失敗例を紹介! 失敗しないためのポイントもチェック!

トイレのドアを交換したら出入りが困難になった、便器を変えたら使いづらくなった……など、トイレリフォームの失敗例はたくさんあります。オシャレな雰囲気を重視するあまり、使いづらいトイレになることはよくある失敗です。トイレリフォームを失敗しないためのポイントを把握しておけば、失敗のリスクを避けることができるでしょう。

そこで、本記事では、トイレリフォームの失敗例や失敗しないためのポイントなどを解説します。

  1. トイレリフォームの失敗例
  2. トイレリフォームで失敗する原因は?
  3. トイレリフォームで失敗しないためのポイント
  4. トイレリフォームに関してよくある質問

この記事を読むことで、トイレリフォームで失敗する原因も分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.トイレリフォームの失敗例

最初に、トイレリフォームの失敗例をチェックしておきましょう。

1-1.便器のサイズが大きかった

トイレリフォームの失敗例でよくあるのが、便器のサイズが大きかったケースです。最近のトイレには、さまざまな機能が備わっていることもあり、通常よりも便器サイズが大きめになっています。座り心地が良さそう・機能が充実していたほうがいいからと、今使っている便器よりも大きめのサイズを選んだ結果、思ったよりもトイレが狭くなってしまうのです。便器の大きさが少し違うだけでも、トイレの空間が狭くなってしまいます。そのため、便器のサイズは交換前にしっかりと確認しておいたほうがいいでしょう。

1-2.床や壁が汚れやすくなった

オシャレな雰囲気にしたいからと、床や壁を廊下などに合わせてリフォームしたいと思っている方は多いでしょう。けれども、オシャレなデザインを優先するあまり、トイレの床や壁が汚れやすくなってしまうので注意しなければなりません。無垢材や複合フローリングにすると確かにオシャレな雰囲気になりますが、木材は水に弱いのですぐに黒ずんでしまう恐れがあります。トイレの床と壁であることを踏まえてリフォームしなければなりません。

1-3.ドアのリフォームで出入りしづらくなった

トイレのドアを内開きにしたことで、出入りしにくくなったという失敗例もあります。内装や便器・機能などに注目しがちですが、トイレのドアも重要なポイントです。廊下にスペースがないからとドアを内開きにすると、中で人が倒れたときにドアが開けられなくなったり、スリッパが置けなくなったりするデメリットがあります。特に、介護が必要な家庭で内開きのドアはおすすめできません。内開きよりも折れ戸タイプや引き戸タイプにしたほうがいいでしょう。

1-4.コンセントの位置が邪魔になった

温水洗浄機にリフォームする際、コンセントの位置で失敗することがよくあります。コンセントの位置を誤ったせいで見栄えが悪くなったり、ホコリの掃除がしにくかったりするなどです。新しくコンセントを設置したり、数を増やしたりする場合、このようなトラブルにならないためにもコンセントの位置には十分に気をつけておかなければなりません。

1-5.そのほかの失敗例

そのほかのトイレリフォーム失敗例としては、以下のとおりです。

  • トイレットペーパーの距離が遠い
  • 掃除がしにくい
  • トイレ内が暗すぎる
  • 落ち着けない
  • 外からの視線が気になる
  • 用をたすスペースが狭すぎる

快適で落ち着けるトイレになるはずだったのに、上記のような失敗をする可能性があります。実際に、使ってみたら違っていたというケースもあるため、慎重にリフォーム計画を立てなければなりません。

2.トイレリフォームで失敗する原因は?

ここでは、トイレリフォームで失敗する原因を解説します。

2-1.確認不足

トイレリフォームの失敗原因は、確認不足がほとんどです。外見の良さだけで決めてしまうと、トイレのサイズが合わなかったり、スペースが狭くなったりしてしまいます。理想や見た目だけで決めるのではなく、サイズや空間などを把握しておかなければなりません。なお、トイレリフォームをする前に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

  • スムーズに用をたしたり掃除をしたりできるか
  • ドアを開けたときにぶつかるものがないか・人が出てきても安全か
  • トイレ自体に欲しい機能がついているか
  • トイレ性能を生かす壁と床になっているか

2-2.リフォーム業者との打ち合わせ不足

イメージと仕上がりに差が生まれる原因は、リフォーム業者との打ち合わせ不足だといわれています。分からない部分をリフォーム業者に任せる方は多いのですが、すべてを任せてしまうと失敗する恐れがあるので注意が必要です。どのようなトイレにしたいのか要望をしっかりと伝えつつも、予算内でどのようなリフォームができるのか、どうすればより良い仕上がりになるのかなど打ち合わせを重ねてください。そこで、親身に話を聞いてくれたり、きちんと提案してくれたりするリフォーム業者なら安心して依頼できます。

2-3.カタログだけで決める

トイレリフォームをする際、カタログだけで素材や機能を決めようとしていませんか? カタログだけでは質感も使用感も分からないので、失敗してしまう恐れがあります。カタログだけで判断してしまうと、想像と仕上がりの差も大きくなってしまうでしょう。できれば、カタログだけでなく、ショールームで確認したり、トイレ内部の大きさとトイレ本体のサイズを測ってイメージしたりしてください。

2-4.デメリットを把握していない

「このトイレに交換すれば快適になる」など、メリットだけに意識を向けるあまり、実際に使ってみたらよくなかったという失敗があります。これは、デメリットを把握していなかった点が大きな原因です。トイレの便器やタイプには、それぞれメリットだけでなく、デメリットもあります。たとえば、最近注目されているタンクレストイレは空間が広くなりますが、水圧が低いと設置できません。また、タンクレストイレは水を流すにも電気を使用するため、停電時は使えなくなります。このようなデメリットをしっかりと把握した上で、リフォームを行わなければなりません。

2-5.適当にリフォーム業者を選ぶ

早くトイレをリフォームしたいからと、適当にリフォーム業者を選ぶのはNGです。トイレリフォームで失敗する原因には、リフォーム業者選びもあります。リフォーム業者の中には、悪質な業者が存在しているので注意しなければなりません。高額な費用を請求する割には安価な素材を使っていたり、指定したトイレの便器とは違うものが設置されていたりするケースがあります。また、素人同然のスタッフがリフォーム工事をするケースもあるのです。リフォーム内容によっては高額な費用になるため、安心して依頼できるリフォーム業者に依頼しましょう。

3.トイレリフォームで失敗しないためのポイント

ここでは、トイレリフォームで失敗しないためのポイントを解説します。

3-1.目的を明確にする

なぜトイレをリフォームしたいのか、リフォームの目的を明確にすることが大切です。目的がハッキリしていないと、あれもこれもと必要ない機能を求めてしまい、すぐに予算をオーバーしてしまいます。リフォームをしても本当に解決したい問題が解決できなくなるので、業者へ依頼する前になぜトイレをリフォームしたいのか考えましょう。今のトイレにおける問題点や不具合を把握しておけば、リフォームの目的もハッキリと見えてくるはずです。

3-2.長期的な視点でリフォーム計画を立てる

トイレリフォームをする際は、長期的な視点で考えることが大切です。一度、トイレをリフォームしたら、その後10~20年は使い続けることになるでしょう。今はまだ大丈夫だとしても、10~20年後には介護が必要になったり、高齢者向けの機能をつけたほうが使いやすくなったりするケースがあります。そのため、10~20年後のことを踏まえた上で、リフォームプランを立てたほうがいいでしょう。特に、体の衰えを感じている方は、早めに手すりを設置したり、滑りにくい床材にしたりしたほうが安心です。

3-3.計画性のある予算を

トイレのリフォームは、仕様・グレードなどによって大きく変わります。そのため、「この機能が欲しい」「これもつけたい」とどんどんグレードを上げてしまうと、予算以上の費用になりがちです。まずは、リフォームの優先順位をつけて、計画性のある予算を立てておきましょう。現状の不満や家族の要望も踏まえつつ、予算とのバランスを考えてリフォームを計画してください。大まかな予算が決まっている場合は、その旨をリフォーム業者に伝えておくといいでしょう。

3-4.材質・機能性もチェックする

トイレのデザインや見た目にこだわりたい気持ちは分かりますが、材質や機能性もチェックしておきたいポイントです。デザインだけを重視してしまうと、床がすぐに黒ずんだり掃除しにくかったりするなど失敗してしまうでしょう。トイレリフォームを成功させるためには、材質ごとの特徴や機能のメリット・デメリットを把握することが大切です。リフォーム業者にすべてを任せるのではなく、自分でもインターネットやカタログ等で情報を集めましょう。

3-5.使用感をシミュレーションする

実際に座ってみたり、掃除をするときの体勢になったりするなど、使用感をシミュレーションすることも大切なポイントです。ショールームでの感覚はもちろん、自分の家のトイレに設置するとしたらどのような距離感になるのか、空間に余裕はあるのかなどイメージを膨らませなければなりません。シミュレーションができるように、トイレのサイズを計測しておきましょう。

3-6.実績があるリフォーム業者に依頼する

前述したように、リフォーム業者の中には不正を働く悪徳業者が存在しているため、業者選びもトイレリフォームを成功させる大切なポイントです。どのリフォーム業者に依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方は、以下のポイントを参考にしてください。

  • トイレリフォームの実績があるか
  • 施工事例がホームページ等に掲載されているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 無料見積もりや無料相談を受けつけているか
  • 口コミや評判がいいか
  • アフターサービスが充実しているか

静岡市のリフォーム会社「藤ノ家」では、昭和35年の創業以来、50年以上にわたって静岡市全域で数多くのリフォーム工事を手掛けてきました。「こんなトイレにしたい」などご希望・ご要望を受け入れつつ、ベストなリフォームプランを提案しております。トイレのリフォームで悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

4.トイレリフォームに関してよくある質問

トイレリフォームに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.トイレにぴったりな床材は?
A.トイレに優れている床材として、クッションフロア・タイルがよく採用されています。クッションフロアは手頃価格でお手入れがしやすい点がメリットです。特殊加工を施せば、防臭性を持たせることもできます。タイルも掃除のしやすさが魅力的です。

Q.リフォーム前に確認しておきたいことは?
A.トイレ空間に傾斜がないか、確認しておかなければなりません。正常な排水を行うためには、便器と配管の間に基準勾配が必要です。また、床材の状態に問題がないか、不具合が起きていないかもチェックしておきましょう。

Q.トイレリフォームの費用はいくらぐらいか?
A.トイレリフォームの費用は、10万円以内でできるものから100万円を超える内容まで幅広くあります。主なリフォーム内容ごとの費用は、下記を参考にしてください。

  • 便器交換+内装工事:約14万~32万円
  • 便器交換:約3万~21万円
  • 和式から洋式へのリフォーム:約15万~57万円
  • 内装:壁紙クロス 約3万~5万円、床材張り替え 約1万~6万円
  • 便座交換・温水洗浄便座の設置:約5万~10万円
  • 手洗い器の設置:約10万~20万円
  • 手すりの設置:約2万~18万円
  • トイレの移動・新設:約30万~100万円

Q.トイレリフォームで見落としがちな要素は?
A.収納です。「収納スペースを取りすぎてしまった」「高い場所に収納を作ってしまい、手が届きにくい」など、収納に関する失敗例もあります。実際に、どのようなものをどのくらいトイレ内に置くのか、イメージをしながら収納スペースも考えましょう。

Q.トイレの修理と交換、どちらがいいか?
A.トイレの耐久年数は約30年といわれているため、30年以上経過している場合は交換したほうがいいでしょう。ただし、便器や配管などは約10~15年で寿命がやってきてしまいます。修理と交換、どちらのほうがコストパフォーマンスに優れているのか、費用を踏まえた上で判断してください。

まとめ

トイレの空間が狭くなった・便器のサイズが大きかったなど、トイレリフォームにはさまざまな失敗例があります。失敗を防ぐためには、トイレのサイズや空間をきちんとチェックしたり、リフォーム業者にしっかりと要望を伝えたりすることが大切です。静岡市を中心に住宅全般のリフォームを行っている藤ノ家では、無料相談を受けつけていますので、トイレのリフォームでお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。

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