フローリングのワックスがけは何を使うべき? 方法とコツを紹介!


「フローリングに使うワックスがたくさんあって選べない」など、ワックスの選び方や種類で悩んでいる方が多いでしょう。ホームセンターに行くとさまざまな種類のワックスがありますが、その中から自宅の床材に適したものを選ぶ必要があります。相性が悪いタイプを選んでしまうと、フローリングを傷つけることになるので注意しなければなりません。

そこで本記事では、フローリングのワックスについて詳しく説明します。

  1. フローリングにワックスがけをするメリット
  2. ワックスを塗ってはいけないフローリングは?
  3. ワックスがけをする前に知っておきたいこと
  4. フローリングにワックスがけをする方法
  5. フローリングのワックスに関してよくある質問

フローリングのくすみ、なんとかしたい

この記事を読むことで、フローリングに適したワックスを選び、上手に使うことができます。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.フローリングにワックスがけをするメリット

フローリングワックスのメリット

まずは、フローリングにワックスがけをするメリットを一緒にチェックしておきましょう。

1-1.ツヤが出て部屋が明るくなる

ワックスがけをしていない部屋としている部屋を比較してみると一目瞭然ですが、ワックスがけをした部屋は床にツヤが出て、全体的に明るい雰囲気へと変わります。フローリングの表面には、私たちの目には直接見えないデコボコがあるのです。ワックスを塗ることでそのデコボコがなくなり、表面が滑らかになります。その結果、日光や照明の光がキレイに反射して、部屋全体が明るくなったように感じられるのです。

1-2.樹脂の膜で傷がつきにくくなる

ものを落としたときに、フローリングはすぐにへこんだり傷がついたりしてしまうものです。だからこそ、ワックスがけを行い、傷から守る必要があります。ワックスをかけることで床材表面に樹脂の膜が生まれ、床を保護してくれるのです。ものを落とす際の衝撃を抑えるだけでなく、ペットの引っかき傷や家具を動かしたときにできる傷、スリッパの摩擦などからも床材を守ることができます。

1-3.掃除が一段と楽になる

ワックスがけを行うことで、掃除が一段と楽になるメリットがあります。生活をしている限り、部屋の中にはホコリが発生するため、常にキレイにしておかなければなりません。特に、ワックスを塗っていないフローリングは表面のデコボコに汚れが入り込んでしまうため、掃除がしにくく、行き届きにくい傾向があります。けれども、ワックスをかけておけば、床材に直接汚れがつくことを防ぎ、掃除がしやすくなるというわけです。

1-4.定期的に行うことで効果が高まる

ワックスがけは1回行うとずっと効果が持続するものではありません。勘違いしている方が多いのですが、定期的に塗り直すことで、より効果が高まりキレイな床材を保ち続けることができます。ワックスは自然と剝がれ落ちるため、定期的にワックスがけを行うように心がけてください。

2.ワックスを塗ってはいけないフローリングは?

フローリングワックスのデメリットとは?

すべての床材にワックスをかけていいわけではありません。中には、ワックスを塗ってはいけないフローリングがあるので、事前にチェックしておきましょう。

2-1.天然木を使用した無垢材は基本NG

基本的に、天然の木をそのまま使用した無垢材フローリングはワックスがけNGです。無垢材に水を垂らしてしまうと、水分を吸い込んでしまい床材が変色してしまいます。少しでも水分が含まれると膨張してしまい破裂する恐れもあるのです。「ワックスは大丈夫だろう」と思っている方が多いのですが、ワックスも染み込んでしまうので塗ることができません。無垢材フローリングは傷や自然と生まれる変色も含め、天然ならではの変化を楽しむ床材でもあります。

2-2.ノンワックスフローリングは必要なし

ノンワックスフローリングは、最近の新築物件によく使われるようになった種類で、フローリングの上にUV加工が施されています。太陽光による変色や劣化を避けることができ、ワックスを塗らなくてもキレイな状態が維持できるでしょう。また、ワックスを塗ったとしても、うまく密着せずにすぐ剝がれてしまいます。素人が塗るのは難しいと言えるでしょう。

2-3.床材が分からない場合は業者に相談しよう

ワックスがけをしてもいい床材なのか、それとも塗らないほうがいいのか分からない方は、施工業者に相談してください。施工業者の連絡先が分かればいいですが、連絡が取れない場合は、フローリングの隅に少しだけワックスを試し塗りするという方法があります。ただし、変に塗ってしまうと余計に床材を傷つける恐れがあるため、ノウハウを持っている施工業者に相談するのが1番でしょう。

3.ワックスがけをする前に知っておきたいこと

フローリングワックスの種類

ワックスがけは下準備がとても重要な作業となります。始める前に知っておきたいことをしっかりとチェックしておきましょう。

3-1.ワックスがけをする時期は年2~3回が理想的

床材や使用するワックスの種類などで差はありますが、年に2~3回行うのが理想的です。つまり、半年に1回または4か月に1回と、シーズンごとに行えば、よりワックスの効果を高めることができます。ワックスの頻度はあくまで目安なので、「剝がれてきた」「ツヤがなくなり始めた」と感じたときに、塗り直しを考えると良いでしょう。

3-2.ワックスがけに必要な道具を準備する

ワックスがけに必要な道具は以下の通りです。

  • マスキングテープ
  • フロアワイパー
  • マイクロファイバークロス
  • 床材に合ったワックス

最低でも上記の4点があれば、ワックスがけができます。できるだけ簡単に済ませたい方は、フロアワイパーと一緒にシートタイプのものを用意しておくと良いでしょう。シートタイプのワックスがけなら、時間がない方でも簡単に済ませることができます。ただし、本格的なワックスをかけたい方は、シートタイプよりも液状タイプがおすすめです。また、事前に掃除を行う必要があるため、ぞうきんやバケツなどの掃除道具も用意しておきましょう。

3-3.ワックスがけをする前に家具を動かす

ワックスをかける前に必ずやっておいてほしいのが、家具など動かせるものを移動させることです。動かせるものはできるだけ別の部屋に移動させておいたほうが、隅々にまで徹底的にワックスを塗ることができます。ものを移動させるスペースがない場合は、ワックスをかける部屋を半分程度に区切るといいでしょう。そして、それぞれ片側にものを移動させて、片方ずつワックスがけを行います。

3-4.ゴミを取り除き、水拭き→乾燥させる

髪の毛やホコリなどのゴミは、事前にフロアワイパーで取り除いておきましょう。床にゴミが残ったままワックスがけをしてしまうと、そのゴミまでもが作る膜の中に入ってしまい、仕上がりが雑になってしまいます。いきなり掃除機をかけるとホコリが舞い上がってしまうので、フロアワイパーを使うのがポイントです。ある程度のゴミを取り除いたら、水でぬらし固くしぼったぞうきんで汚れを拭き取ります。水拭きが終わったら、かわいたぞうきんで水気を拭き取り乾燥させてください。これでワックスがけの下準備は完了です。

4.フローリングワックスの塗り替え時期はいつが最適?

フローリングワックスの塗り替え時期

4-1.春と秋がおすすめ

フローリングワックスを塗る時期として最適なのは、春と秋。なぜ春と秋が良いのかというと、温度と湿度のバランスがちょうど良いからです。

4-2.夏や梅雨の時期は非推奨

夏場は非常に気温が高くなります。ワックスも早く乾くし、塗る時期としては最適……なのかと思うと、意外とそうでもありません。

なぜかというと、早く乾きすぎることでムラや擦れがでてしまうことがあるからです。

また、熱い中で塗っていると、汗などが乾ききっていないワックスの上に落ちてしまい、跡として残ってしまうリスクもあります。ならば、エアコンを掛けて涼しい状態でやれば良いということになりますが、ワックスによってはかなり強い臭いがするので、作業中に気分が悪くなる可能性があるでしょう。

また、それほど気温が高くない梅雨も推奨できません。というのも、湿度が高いために、ワックスの乾きが悪くなるからです。

総合的に考えて梅雨~夏場はワックス掛けには向いていないでしょう。

4-3.冬も避けた方が無難

夏場は早く乾きすぎることでムラや擦れがでてしまうのならば、じっくりと乾く冬にやればキレイに仕上がるかというと、これまたそうでもありません。

ワックスの種類にもよりますが、気温が10℃以下の環境では、乾きが非常に悪くなるそうです。しかも、床の温度が低いと密着不良が起きてうまくくっつかないことがあります。

5.フローリングにワックスがけをする方法

フローリングワックスの塗り方

下準備が完了したら、ワックスがけに入ります。フローリングにワックスをかける基本とポイントを押さえておきましょう。

5-1.まずはマスキングテープで保護する

まず、マスキングテープでフローリングを保護しましょう。巾木(はばき)・戸当たり・ドアストッパーなどは動かせないため、ワックスがついてほしくない場所をきちんとマスキングテープで保護する必要があります。マスキングテープでワックスを塗りたくない場所を保護した後は、ワックスが完全に乾くまで剝がさないようにしてくださいね。

5-2.奥から手前へワックスをかける

ワックスがけの基本は、奥から手前へかけることです。手前の出入り口から始めてしまうと、ワックスを塗り終わった場所を行き来しなければならなくなります。ワックスをかけた場所は完全に乾くまで足を踏み入れることができません。そのため、出入り口から1番遠い部屋の奥から手間へ流れるようにかけましょう。また、ワックスの量が多くなると均一にならずムラができてしまいます。目安の量はかすれない程度です。そして、ワックスをかけるときはゴシゴシとこするのではなく、フローリングの板目に沿って1方向にかけてください。

5-3.乾燥させた上で仕上げの二度塗り

ワックスをかけ終わったら、しっかりと乾燥させます。ここできちんと乾燥させなければ、ムラができてしまうので注意してください。特に、乾く前に水をこぼすと白い跡ができてしまうので要注意です。子どもやペットが入り込まないように、工夫しておきましょう。そして、きちんと乾燥させた後に、もう1度ワックスがけをしてください。ワックスがけの基本は二度塗りです。2回かけることで床を保護する効果が高まります。

5-4.傷やへこみがある場合は自分で補修する

事前に床をチェックする際に、傷やへこみがある場合は自分で補修しましょう。簡単な傷であれば、ホームセンターに売られている補修キットなどで補修できます。たとえば、気になる箇所に貼るだけでカバーできるキズ隠しテープや、深い傷のある箇所にパテを埋めることで補修するタイプも登場しているのです。ワックスがけを行う前に補修をすることで、よりキレイな仕上がりになるでしょう。

6.フローリングのワックスに関してよくある質問

フローリングのワックスに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.拭いても取れない汚れを落とす技は?
A.下準備で、拭いても拭いても取れない汚れがある場合は、不要なカードなどシャープな角があるものを使って汚れを落とします。たとえば、ハサミで斜めにカットしたカードを、汚れの部分にサクッと食い込むように入れてください。黒っぽい汚れにカードの切れ目を当てて、軽くスライドさせるだけで汚れがペリッと剝がれるでしょう。ただし、逆に床材を傷つけてしまうこともあるため、慎重に行うことが大切です。

Q.ワックスがけに適している時期は?
A.ワックスがけは晴れた日に行うのがベストです。晴れた日は空気が乾燥しているのでワックスが乾きやすく、作業もしやすくなるでしょう。逆に、湿度が高い日・雨の日が続く梅雨の時期・気温が低い日はワックスが乾きにくくなるのでおすすめしません。また、晴れていても風の強い日はできるだけ避けたほうがいいでしょう。ホコリなどが舞い上がってしまい、乾燥中のワックスの上に降ってきてしまいます。

Q.自分でできない場合は業者に依頼すべき?
A.無理に自分でしようとはせず業者に依頼したほうがいいでしょう。費用節約のために自分で何とかしようとする方がいますが、床材に合っていない種類を選んでしまい、逆に費用が高くついてしまったという事例もあります。また、よりキレイな仕上がりにしたい・ワックスをかける時間や余裕がない・自分で修繕できない傷や汚れがあるというケースも、業者に依頼すべきでしょう。

Q.業者によるワックスがけ費用はいくら?
A.フローリングの範囲や状態、使用するワックスの種類などで異なりますが、目安は2万~です。だいたい、20㎡のワックスがけで16,000円になるでしょう。もともと塗られていたワックスを取り除くための剥離洗浄をお願いすれば、20㎡で3万円といったところです。あくまで目安となるため、もっと高くなる可能性もあります。事前の見積もりで確認したほうがいいでしょう。

Q.業者選びのポイントは?
A.フロアクリーニングが補修工事に長(た)けているかどうかです。リフォームの実績がある業者ほど、床材の特徴を把握しており、適したワックスで美しく保ち続けることができます。また、スタッフの対応にも注目しましょう。優良業者のスタッフは対応がよく、丁寧に受け答えしてくれるものです。静岡県を中心にリフォームを行っている藤ノ家では、無料相談を受けつけています。お悩みの方は1度ご相談ください。

まとめ

フローリング ワックスは傷や汚れの防止効果がある

フローリングのワックスがけを定期的に行うことで、床材の見た目がキレイになるだけでなく、寿命を延ばすことができます。ものを落としたり、食べもので汚れたりと、傷や汚れがつきやすい場所だからこそ、定期的なメンテナンスが必要です。ただし、ワックスがけが向かないフローリングもあります。まずは、どのワックスを使うべきなのか、使用してもいいタイプか、フローリング材を確認することが大切です。