静岡市でリフォーム補助金を利用する方法は? 利用条件や計画の進め方を解説

静岡市でリフォーム補助金を使ってみたいけれど、どう始めたらいいか分からずに悩んでいる方は多いでしょう。リフォーム補助金を利用する際は、適用条件をクリアする必要があります。また、施工業者の選び方や、補助金を利用するための計画性も必要です。そこで、本記事では、静岡市でリフォーム補助金を利用する方法やポイントなどを分かりやすく解説します。

  1. 静岡市のリフォーム補助金とは?
  2. リフォーム補助金の申請方法について
  3. 補助金を利用したリフォームのポイント
  4. リフォーム補助金の適用事例を紹介
  5. リフォーム補助金に関してよくある質問

この記事を読むことで、リフォーム補助金の申請方法や適用事例なども分かりますよ。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.静岡市のリフォーム補助金とは?

最初に、静岡市のリフォーム補助金における基本情報をチェックしましょう。

先進的窓リノベ事業

先進的窓リノベ事業」は、経済産業省・環境省主催のリフォーム補助金制度です。断熱窓への改修と既存住宅の省エネ化を促すことで、断熱窓の生産効率向上を目的としています。主に、戸建て住宅やマンションでの窓リフォームで適用可能です。なお、対象工事の詳細や補助金額に関しては、下記を参考にしてください。

対象工事

  • 内窓を取り付けて2重窓にする工事
  • 既存の窓枠を利用する窓交換工事(カバー工法)
  • 窓枠ごと新しい窓へ交換する工事(外窓工事)など

補助金額

  • 対象工事金額の50%相当、一戸あたり上限200万円を補助金還付

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業」は、国土交通省が主催しているリフォーム補助金制度です。子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に、新築住宅の取得や住宅の省エネ改修などの支援を目的としています。対象となるリフォームは非常に幅広いので、これから静岡市で新築住宅の購入や既存住宅の省エネリフォームを検討している該当世帯はぜひチェックしてください。なお、子育てエコホーム支援事業の詳細は下記のとおりです。

対象工事

  • 住宅の省エネ化
  • バリアフリー
  • 家事負担軽減に資するリフォーム工事など

補助金額

  • 対象工事費用のうち、一戸あたり最大20万円まで

給湯省エネ事業

給湯省エネ事業」は、経済省主催の給湯器交換を対象とした補助金制度です。エコキュートなどの省エネ効果が期待できる給湯器へ交換する場合、補助金適用の対象となります。新しい給湯器への交換を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。なお、給湯省エネ事業の詳細は下記のとおりです。

対象工事

  • エコキュート・ハイブリッド給湯器・エネファームへの給湯器交換

補助金額

  • 給湯器1台あたり最大18万円

既存住宅の断熱リフォーム支援事業

既存住宅の断熱リフォーム支援事業」は、環境省主催のリフォーム補助金制度です。この補助金を受けるためには、居間の窓を全部改修する必要があります。居間の窓はもちろん、玄関ドアの改修やエアコンの交換、エコキュートの設置工事も補助金の適用対象です。補助金が受けられる商品はしぼられますが、補助金の上限は120万円となっています。

2.リフォーム補助金の申請方法について

ここでは、リフォーム補助金の申請方法について詳しく説明します。

申請のスケジュールを確認する

まずは、利用を検討しているリフォーム補助金制度の申請スケジュールを確認してください。リフォーム補助金は、制度によって申請期限が定められています。たとえ、申請期限内であったとしても予算額に達している場合は申請を締め切る可能性があるので注意が必要です。いつまで申請を行えばいいのか、現在はどの補助金が利用できるのかを踏まえた上で、それぞれの申請スケジュールを確認しましょう。

依頼先の施工業者を選定する

リフォーム補助金を申請するには、依頼先の施工業者を選ぶ必要があります。静岡市で利用できる補助金制度の中には、静岡県内の施工業者と適用条件として定められているところもあるため、事前の確認が必要です。なお、リフォーム工事の内容によっては、補助金対象の要件を満たすための経験と実績も必要になります。リフォーム補助金制度を利用する際は、できるだけ当該事業に長(た)けている業者を選びましょう。

必要書類を準備し提出する

施工業者との具体的な工事内容が決まったら、次に補助金を申請するための手続きを行います。補助金制度によっては、事前に施工業者と工事請負契約を締結していることが申請の条件になることもあるため、注意が必要です。また、補助金の事務局が運営しているポータルサイトへの事前登録や、申請書類として図面書・契約書などが必要になることもあるでしょう。事前に、必要書類をメモしておき、工事前に施工業者から該当書類を受け取ってください。また、工事後に渡される書類も、補助金の申請時に提出を求められるケースがあります。

3.補助金を利用したリフォームのポイント

ここでは、補助金を利用したリフォームのポイントを解説します。

補助金制度を理解している施工業者を選ぶ

リフォームで補助金を利用する際のポイントは、補助金制度を理解している施工業者に依頼することです。施工業者の中には、補助金制度について詳しく理解していないところがあります。理解していない施工業者に依頼すると、必要な書類が用意できなかったり、適用条件外の工事になったりするなど、申請ができない状況になる恐れがあるので注意が必要です。
また、子育てエコホーム支援事業などの補助金は、認定を受けた登録事業者(施工業者)が申請を行うことになるため、リフォーム発注者は申請の手続きをする必要がありません。だからこそ、補助金制度を理解している施工業者への依頼が大切なポイントとなります。

発注者もリフォーム補助金制度を理解しておく

補助金制度の理解がある施工業者を選ぶのはもちろんのこと、発注者もリフォーム補助金制度をきちんと理解しておく必要があります。前述したように、リフォーム補助金制度は申請期限が定められているだけでなく、予算が決まっているのが特徴です。予算に達すると申請期限よりも早く締め切られる可能性があるため、事前にリフォーム補助金制度の内容を確認しておく必要があります。

リフォーム内容が適用条件に該当しているかを確認する

補助金の申請方法や申請期限はもちろん、リフォーム内容が適用条件に該当しているかも確認が必要です。補助金制度によって、対象となる工事が事細かに決められています。リフォーム内容が適用条件に該当しているかを確認せずに工事を始めてしまうと、申請を受け付けてもらえなかったという事態になる恐れがあるため、事前にしっかりと確認してください。補助金を受けるための計画を立てる際も、補助金制度の対象工事や補助額などをチェックしておきましょう。

申請のタイミングに注意する

リフォーム補助金制度を利用する際は、申請のタイミングにも注意が必要です。リフォーム補助金の申請タイミングは、主に以下の2パターンがあります。

  • 工事着手前
  • 工事着手後または工事終了後

工事着手前に申請が必要な場合は、申請が許可された後に工事を始めることになります。一方、工事着手後または工事終了後に申請する場合は、工事完了後に完了報告と併せて必要書類の提出が必要です。なお、工事着手前の場合は、審査に通った後で着工になるため、着工後の申請は不可となります。申請のタイミングを誤らないように、事前に確認することが大切です。

補助金は併用できない

原則的に、補助金は併用できないので注意しましょう。リフォーム内容によって適用できる補助金制度がいくつかある場合は、どの補助金がより多く費用を賄えるのかを確認してください。ただし、国や市区町村など予算の出所が異なる補助金に関しては、併用できる可能性があります。詳細は、補助金制度の理解がある施工業者か、各補助金の問い合わせ窓口で確認しましょう。

4.リフォーム補助金の適用事例を紹介

ここでは、藤ノ家で担当したリフォーム補助金の適用事例をいくつか紹介します。

自然素材を利用した新築

自然素材を使用した平家23坪の新築住宅です。床はサクラ材、壁は紙布クロスを使用したエコハウスとなります。集成材の建具以外は、すべてヒノキ・スギ・タモ材の無垢(むく)を使用しているのが特徴です。なお、静岡県材の素材を使用したため、「しずおか木の家推進事業」(※受付終了)が適用され、補助金(30万円)が利用できました。

内装全般のリフォーム工事

耐震工事・外装・水まわり・内装全般のリフォーム工事です。使い勝手を考慮して、水まわりはすべての配置を変更しています。トータルリフォームは費用が高額になりがちですが、今回は耐震工事と住宅改修(介護保険)の補助金が適用となり、住宅ストックを利用して140万円ほど利用しました。

リフォームなら藤ノ家へ

どの施工業者に依頼すべきか悩んでいる方は、ぜひ藤ノ家へご依頼ください。静岡市を中心にリフォーム業を行っている藤ノ家では、静岡県内で利用できる補助金制度を熟知しています。地域密着型のリフォーム業者ならではの強みです。また、お客様の希望・要望に合わせたリフォームプランを提案しています。一般的なリフォーム業者は下請け業者へ工事を依頼するケースが多いのですが、藤ノ家ではリフォームプランの提案から施工まで一貫しているため、間に入る業者の諸経費や人件費などはかかりません。ほかの施工業者よりも2~3割安い費用でリフォームできます。

5.リフォーム補助金に関してよくある質問

リフォーム補助金に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.補助金を受け取るタイミングは?
A.基本的に、リフォーム補助金を受け取るタイミングは工事完了後です。工事完了後に補助金が支給されるため、施工業者へ払う金額はすべて自己負担となります。工事前に補助金を受け取れるわけではないので注意してください。念のため、工事着手前に補助金を受け取るタイミングを確認しておきましょう。

Q.併用できる補助金制度は?
A.先進的窓リノベ事業、子育てエコホーム支援事業、給湯省エネ事業は併用できます。前述したように、原則的に補助金は併用できませんが、併用できるケースもあるので事前の確認が必要です。また、ほかの補助金事業に関しても、工事時期をずらしてまったく別の工事として行う場合は、補助金が併用できる可能性があります。

Q.申請に必要な書類は、具体的に何があるのか?
A.補助金制度によって異なりますが、リフォーム補助金の申請に必要な書類としては以下のようなものがあります。

  • 工事請負契約書
  • 対象工事の写真(工事前・工事中・工事後)
  • 運転免許証やパスポートなど工事発注者の本人確認書類
  • 窓の断熱改修施工内容などを記載した総括表
  • 建築平面図
  • 使用した補助対象の製品などを記載した明細書
  • 住民票の写し
  • 誓約書など

詳細は、各補助金制度のホームページ等を確認してください。

Q.リフォーム減税制度とは?
A.要件を満たす住宅リフォームを行った場合、税金の優遇を受けられる制度のことです。補助金制度と同様に、申請先や期限などが定められているため、工事前に確認してください。なお、代表的なリフォーム減税制度は以下のとおりです。

  • 投資型減税
  • リフォームローン減税
  • 固定資産税の減額

リフォーム減税制度は、耐震リフォームや省エネリフォームなど、幅広いリフォームに適用できます。できるだけリフォーム費用を抑えたい方は、リフォーム減税制度もチェックするといいでしょう。

Q.施工業者選びのポイントは?
A.計画的にリフォーム工事を進めていき、補助金を受け取るためには、施工業者選びも大切なポイントとなります。施工業者選びで押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。

  • リフォーム補助金制度を理解しているか
  • リフォーム実績があるか
  • 施工事例がホームページ等に掲載されているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料相談や無料見積もりを受け付けているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 口コミや評判がいいか

まとめ

静岡市で利用できるリフォーム補助金制度は、先進的窓リノベ事業や子育てエコホーム支援事業など多種多様です。それぞれの補助金制度で申請期限や必要な書類が異なるため、事前に確認しておく必要があります。また、補助金制度を理解している施工業者に依頼するのも大切なポイントです。静岡市を中心にリフォームを行っている藤ノ家では、お客様に合わせたリフォームプランを提案しています。リフォーム補助金でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

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