和室から洋室にリフォームする際のポイントや注意点などを徹底解説!

和室から洋室にリフォームする際、費用はいくらかかるのか、どのようなところに注意すればいいのかなど、さまざまな疑問や問題点で頭を悩ませている方は多いでしょう。

ただリフォームすればいいからと、すべてをリフォーム業者に任せた結果、失敗した事例がたくさんあるので注意が必要です。

本記事では、和室から洋室へリフォームする際に押さえておきたいポイントや注意点などを解説します。

  1. 和室から洋室へリフォームするメリット
  2. リフォームの流れと費用の目安
  3. リフォーム前に押さえておきたいポイントと注意点
  4. 藤ノ家のリフォームサービス
  5. 和室から洋室へのリフォーム成功事例
  6. 和室から洋室のリフォームに関してよくある質問

この記事を読むことで、和室から洋室へリフォームする流れや費用の目安なども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.和室から洋室へリフォームするメリット

最初に、和室から洋室へリフォームするメリットをチェックしましょう。

メンテナンスが楽になる

和室から洋室にリフォームすることで、掃除やメンテナンスがしやすくなります。和室は乾いた雑巾で丁寧にお手入れをしないとすぐに劣化する恐れがあるので注意が必要です。また、定期的に干したり、畳が傷んだ場合は張り替えたりするなど手間がかかります。一方、洋室はフローリングになるので、掃除機やフロアワイパーを使えばメンテナンスは簡単です。和室の掃除やメンテナンスに負担を感じている方は、洋室へのリフォームをおすすめします。

使用用途が広がる

洋室にすることで使用用途が広がるのも大きなメリットです。たとえば、和室に好きな家具を置きたくとも、畳が傷んでしまうので安易に置くことはできません。しかし、洋室であれば好きな家具を自由に置くことができます。和室では使用用途が限られてしまいますが、和室にすれば子どもの遊び場にしたり、自由に家具を配置してインテリアを楽しんだり、物置にしたりすることも可能です。

バリアフリーにも対応できる

最近では、将来のために和室から洋室へリフォームをするケースが増えてきています。高齢者になると布団よりもベッドのほうが介護しやすくなり、洋室だとバリアフリーにもすぐに対応可能です。また、洋室にリフォームすることで車イスでも簡単に移動しやすくなります。

2.リフォームの流れと費用の目安

ここでは、リフォームの大まかな流れと費用の目安を解説します。

和室から洋室へのリフォーム~大まかな流れ~

具体的な流れはリフォーム業者や目的などで異なりますが、和室から洋室へのリフォームにおける大まかな流れは下記のとおりです。

  1. リフォーム業者に無料見積もりを依頼する
  2. 見積書や契約書を確認した後、具体的な内容について打ち合わせを重ねる
  3. 打ち合わせで決めた日程と内容で、工事を開始
  4. 畳を剝がし、木製の床材を敷(し)き詰める
  5. 襖(ふすま)や障子を洋風の建具に交換する
  6. 押し入れがある場合は、クローゼットにする
  7. 壁や天井を洋風にリフォームする
  8. 仕上がりをリフォーム業者のスタッフや作業員と一緒に確認する

どこからどこまでリフォームを行うのか、使用する建具や素材などによって工事内容が変わります。リフォームを簡単に済ませたい場合は、畳を剝がさずに畳の上からウッドカーペットなどの素材を敷くのも選択肢の1つです。また、予算によっても工事内容が異なるため、あらかじめリフォーム業者には予算を伝えておいたほうがいいでしょう。

和室から洋室へのリフォーム費用は約50万~100万円

では、和室から洋室へリフォームを行う場合、費用はいくらぐらいかかるのでしょうか。リフォームの内容によって異なりますが、床・天井・壁・建具・押し入れなどすべてをリフォームする場合は、約50万~100万円かかります。6~8畳程度の和室を洋室へリフォームする場合、内容別の費用相場は下記のとおりです。

  • 畳・天井のリフォーム:約20万~30万円
  • 畳をフローリングに変更:約20万~30万円
  • 襖をドアまたは引き戸に変更:約10万~15万円
  • 押し入れをクローゼットに変更:約15万~25万円
  • 和室の全体リフォーム:約50万~100万円

なお、和室の広さによっては、数万〜数十万円の差が発生します。また、床の高さを合わせるための基礎工事やドアの枚数が多いケースは、費用が高額になる可能性が高いでしょう。和室を洋室へリフォームする際は、どのような工事が必要になるのか、リフォーム業者からしっかりと説明を受けることが大切です。

3.リフォーム前に押さえておきたいポイントと注意点

ここでは、リフォーム前に押さえておきたいポイントと注意点を解説します。

リフォームの目的と予算を明確にする

和室から洋室へリフォームする場合は、事前にリフォームの目的と予算を明確にすることが大切なポイントです。前述したように、和室から洋室へリフォームする際は、どの程度のリフォームを行うのか、どの素材や建具を使用するかによって費用が大きく変わります。畳の数も多ければ多いほどリフォーム費用が高額になるため、しっかりと予算を決めて、優先順位を明確にしてください。予算内でどのリフォームができるのか、業者と相談しながらプランを固めましょう。

断熱材の追加が必要になるケースも

築年数が経過している住宅には、畳の下に断熱材が入っていないケースがほとんどです。断熱材が入っていない状態のまま洋室にリフォームした結果、和室のときよりも寒くなってしまったというトラブルになる恐れがあるので注意してください。和室は洋室よりも冷えを感じやすい傾向があります。断熱材や床暖房などを取り入れて、冷え対策をするのがポイントです。

マンションの場合は防音性を高める

マンションで和室から洋室にリフォームする場合は、防音性を高めるための工夫が必要です。フローリングは畳よりも防音・遮音性が劣っているため、フローリングにおける遮音等級がマンションごとに決められています。遮音性を表すL値が小さくなるほど遮音性が高くなるため、必ずマンションの管理規約を確認した後にリフォームを行ってください。基本的に、管理会社や管理人へ一言入れずにリフォームを行うのはNGです。

悪質なリフォーム業者に気をつける

リフォーム業者の中には、不適切な方法でリフォームを行う悪質な業者が存在しています。悪徳業者とのよくあるのは、「見積書にはない費用を請求された」「希望どおりの仕上がりになっていなかった」「契約書には書かれていない工事をされた」などのトラブルです。このようなトラブルを防ぐためにも、慎重にリフォーム業者を選ぶことが大切なポイントとなります。なお、リフォーム業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目してください。

  • 和室から洋室へのリフォーム実績があるか
  • ホームページ等にリフォーム実績が掲載されているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 親身になって話を聞いてくれるか
  • 口コミや評判がいいか

4.藤ノ家のリフォームサービス

ここでは、藤ノ家のリフォームサービスを紹介します。

お客様の要望に合わせたリフォームプランを提案

静岡市を中心にリフォームを行っている藤ノ家では、お客様1人1人の要望に合わせたリフォームプランを提案しています。これまで、さまざまなリフォームを手がけてきたからこそ、リフォームの目的に合ったオリジナルプランの提案が可能です。ほかのリフォーム業者で断られたとしても、まずは藤ノ家にご相談ください。

低コストでのリフォームを実施

地元静岡市でお客様との付き合いを大切にしている藤ノ家は、他社より2~3割安い低コストリフォームが可能です。一般的なリフォーム業者の中には、間に入る業者の諸経費や人件費などの費用を上乗せして請求するところがあります。一方、藤ノ家ではそのような費用が発生することはありません。

幅広いリフォームに対応

藤ノ家では、小さなリフォームからトータルリフォームまで対応しています。和室から洋室へリフォームする場合、全体的なリフォームだけでなく、「この部分だけ洋風にしたい」という要望でも可能です。幅広いリフォームに対応しているからこそ、どのような相談でも親身になってアドバイスします。

こだわりの自然素材

自然素材を使用したエコリフォームを得意としているのも、藤ノ家の大きな特徴です。自然素材を用いたエコリフォームは、年月とともに変化しながら味わいや趣きを楽しむことができます。くつろぎと安らぎを感じられる洋室にリフォームしたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。

5.和室から洋室へのリフォーム成功事例

ここでは、藤ノ家が行った和室から洋室へのリフォーム事例をいくつか紹介します。

キッチンと和室を同時にリフォーム

キッチンと和室を同時にリフォームした事例です。キッチンは流し台の前画壁に開口部を設けることでリビングのテレビが見やすくなり、和室はサクラ材の無垢フローリングを張りました。クロスをキッチンと同じ柄にすることで、一体感のあるLDKへと仕上がります。

納戸をフローリングにリフォーム

納戸として使っていた和室を洋室へリフォームしたケースです。築80年の古民家でしたが、20年前にほとんどリフォームされていたため、必要な箇所だけリフォームを行いました。床の高さが所々で違っていたこともあり、導線を考えてフラットにし、低い天井部分は天井裏の梁(はり)を見せて空間を確保します。フローリングに変えたことで、さまざまな使い方ができるようになりました。

物置になっていた和室をリフォーム

築100年の古民家で、物置になっていた8畳の和室と床の間付きの和室をリフォームした事例です。縁側をLDKとトイレにリノベーションしたことで、生活動線がスムーズになりました。また、柱は傾き、床はレベルがまちまちだったため、必要な補修もしっかりと行います。建具に関しては、既存の東障子を塗装し直し、ガラスをアクリル板に変更しました。

6.和室から洋室のリフォームに関してよくある質問

和室から洋室のリフォームに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.よくある失敗例は?
A.和室から洋室にリフォームした結果、部屋が暑くなってしまったケースです。畳は調湿機能が備わっているため、夏場でも涼しさを感じることができます。しかし、畳のない洋室へリフォームすると涼しさが感じられなくなってしまうのです。そのため、直射日光が当たる和室を洋室へリフォームする際は、エアコンや窓を設置するなどの暑さ対策を行ったほうがいいでしょう。

Q.費用を抑えるコツは?
A.必要な箇所だけ部分的なリフォームを行うことです。たとえば、床と壁だけをリフォームするだけでも印象がガラリと変わります。また、予算内に収まる素材を使用するのも方法の1つです。さらに、条件によっては、和室から洋室へのリフォームで補助金が活用できるケースもあります。

Q.収納スペースを増やしたいときのリフォームは?
A.部屋の一部をクローゼットとして使用する方法があります。たとえば、押し入れを拡張し、ウォークインクローゼットにするなどです。ただし、収納スペースを増やす場合は、床材の補強や断熱材の導入などが必要になるため、大がかりな工事になる可能性があります。

Q.戸建て住宅の和室をリフォームする際の注意点は?
A.戸建て住宅の和室は、壁の構造が「真壁(しんかべ)」になっているケースがほとんどです。真壁は柱が露出している点が特徴で、洋室にリフォームする際は露出している柱を見えなくする「大壁」にする必要があります。その際、壁の厚みを調整したり、耐火ボードを張ったりする作業が必要になるため、費用が高額になるでしょう。

Q.注意すべきリフォーム業者の特徴は?
A.親身になって話を聞いてくれない、返事が遅いリフォーム業者は悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。優良業者はすぐに契約へと進まず、まずは話を聞き、どのようなリフォームがいいのかアドバイスをしてくれます。リフォーム業者を選ぶ際は、スタッフの対応に要注目です。

まとめ

いかがでしたか? 和室から洋室にリフォームする際は、何のためにリフォームを行うのか、目的と予算を明確にしておくことが大切です。そして、予算内でできるリフォームは何なのか、リフォーム業者と相談してください。和室の広さやリフォームの種類、使用する建具や素材などによって費用が大きく異なります。なお、静岡市を中心にリフォームを行っている藤ノ家では無料相談が可能です。和室から洋室へのリフォームを検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

え?リフォームでここまで出来るの!?